レビュー
Rapha




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2025ツール第11ステージで、マチュー・ファン・デル・プールは無線が故障していたせいで、先行2名の存在を知らずに走っていた
昨日の2025ツール・ド・フランスの第11ステージでは誰もが予想していなかった「クレイジー」な1日になった。ベン・ヒーリーを含む総合勢全員のアタック、バカ観客の乱入、タデイ・ポガチャルの落車などもあったが、その中にはマチュー・ファン・デル・プールのクレイジーな追走劇もあった。
そんなマチューがレース後に明らかにしたところによると、なんと彼の無線が終盤に故障していて、マチューは自分が先頭を走っていると思っていたようだ。
情報源:Mathieu van der Poel wist niet dat er nog een kopgroep was: “Ik dacht even dat ik op kop lag”
昨夜の第11ステージのレースのポイントはスタート前の予想通り最後の4級山岳→3級山岳のコンボだった。まず4級で先頭集団からヨナス・アブラハムセンとマウロ・シュミットがアタック。続いてその後方の追走ではクイン・シモンズがアタック。
そしてその日最後の登りだった3級山岳で、マチュー・ファン・デル・プールがワウト・ファン・アールトたちのいる追走集団から抜け出して、先行するアブラハムセンとシュミットを追いかける展開になった。
だがこの時点でマチュー・ファン・デル・プールの無線が故障していて(ときどき故障するとのこと)、自分より前に2名の選手が逃げているとわからずに走っていたもよう。
そんなマチューだがその後あることをきっかけにして、自分前に逃げがいることを知る。無線も大会側モトバイクからの情報提供もない中で、なぜ彼は先行者がいるとわかったのか?
それは自分の前方からオートバイのエンジン音が聞こえたからだ。それによって自分の前に選手がまだいるとわかったと話す。
なおマチューが言うにはその日はスタートから風邪気味で頭が重かったらしい。それで今日はタフな1日になると覚悟はしていたようだ。だが走っているうちに体調は回復していったとのこと。