レビュー
Rapha






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2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージは、ジェイ・ヴァインが最後の1級山岳で5km独走でステージ優勝。UAEが攻撃もヴィンゲゴーは崩れず。
2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第10ステージは、Team Visma | Lease a Bikeとヨナス・ヴィンゲゴーが第9ステージのように最後の山で驚きのロングアタックをしかけるのかどうか注目された。
そしてUAEとしては2ステージ連続でVismaによる同じような奇襲で負けることは許されない。
そんな第10ステージのレビュー、結果、ハイライトを。
目次
コースプレビューとあてにならない優勝予想は「今日の2025ブエルタ第10ステージのコースプレビューと優勝予想」にて。

放送始まりました🫶
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) September 2, 2025
残り距離90.6km、逃げはなし(延々とアタック合戦)
風車が並んでいます
ファンウーデンはDNS
Cycle*2025 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第10ステージ#LaVuelta25 #jspocycle pic.twitter.com/QsonBCBahg
あああ、なんてこと!
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) September 2, 2025
逃げが決まったかと思った時、補給失敗の落車😭
痛みが消えてダメージもなくなりますように
Cycle*2025 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第10ステージ#LaVuelta25 #jspocycle pic.twitter.com/wrw4FuXvBB
そうしてようやく逃げが決まったのが残り65km、実に100km以上走ってからだった。その逃げはなんと、ブルーノ・アルミライル、ジェイ・ヴァイン、ファウスト・マスナダなどなど約30名という大所帯。
だがその30名も進むたび飛び出す動きなどがあり、大きく2つに分かれる。
その先頭集団は残り25kmで次の10名。

そして最後の1級山岳が近づくとこの先頭10名の中から、残り20kmあたりでLottoのTTスペシャリストのアレック・セガールトが飛び出す。
この時点でプロトンとの差は3分。プロトンがステージ優勝を狙うのか逃げをこのまま許すのか微妙な感じ。

アレック・セガールトが1級山岳に先頭で入るも追走が追いつき、そこからMovistarのパブロ・カストリーリョが先頭に躍り出る。

その頃マイヨ・ロホのグループではUAEが、フアン・アユソーとそれに続くミッケル・ビョーク2名の高速牽引。残り6kmでUAEはもうエースのジョアン・アルメイダだけに。

このペースアップでマイヨ・ロホのトースタイン・トレーエンも遅れる。今日でマイヨ・ロホを失うことになるか。

先頭ではジェイ・ヴァインがアタック!カストリーリョを突き放して独走スタート。

残り3.7kmでは総合エースの集団が、このように、マッテオ・ジョーゲンソン、ヨナス・ヴィンゲゴー、ジョアン・アルメイダ、トム・ピドコック、ジュリオ・ペリツァーリ、ジャイ・ヒンドレー、マシュー・リッチテッロ、アロルド・テハダ、ケヴィン・ヴェルマークとなる。
ここではペリツァーリ(新人賞1位)とリッチテッロ(同2位)の新人賞争いが熱い。
ここからヴィンゲゴーが動けばジェイ・ヴァインにも追いつくかもしれなかったが、Team Visma | Lease a Bikeはここからさらにペースアップしないまま。そこで後方からLidl-Trekのジュリオ・チッコーネもジュリアン・ベルナールのアシストを受けてこの集団に追いつくことに成功。
結果、ジェイ・ヴァインがそのまま独走でステージ優勝。

これでジェイ・ヴァインは山岳賞ジャージもきっちりキープ、さらにブエルタ・ア・エスパーニャでステージ優勝4回目となった。彼は昨年のブエルタでも山岳賞を最終的に獲得しているので、今年もそれに向けて視界良好か。

ヴィンゲゴーのグループはそのまま固まってゴール。注目のマイヨ・ロホの行方だが、トレーエンは最後まで粘ったものの残念ながら20秒少し足りず、マイヨ・ロホをヴィンゲゴーに明け渡すこととなった。
第9ステージではジョアン・アルメイダがUAEのチームメイトから十分なアシストを得られなかったという内容のコメントをしていたようだが、その第9ステージはフアン・アユソーがそもそも疲労のため(本人談)かなり遅れていた。
しかしこの第10ステージは上記のとおりフアン・アユソーが1級山岳途中までしっかりとアルメイダを牽引している姿があり、そこからミッケル・ビョークがその役目を受け継ぐという流れができた。
だがそれでもまだ残り距離が6kmある時点でアルメイダが一人となり、一方でTeam Visma | Lease a Bikeはマッテオ・ジョーゲンソンが最後まで残っていた。ぶっちゃけヴィンゲゴー1人でも問題ない状況だったが、それでもVismaは最後までアシストがいた。
今大会はこの両チームのチーム力の差が現われているように思われる。
| 順位 | 選手 | チーム | タイム差 |
|---|---|---|---|
| 1 | Jay Vine | UAE Team Emirates – XRG | 1位との差 |
| 2 | Pablo Castrillo | Movistar Team | 0:35 |
| 3 | Javier Romo | Movistar Team | 1:04 |
| 4 | Archie Ryan | EF Education – EasyPost | 1:05 |
| 5 | Thomas Pidcock | Q36.5 Pro Cycling Team | ,, |
| 6 | Giulio Ciccone | Lidl – Trek | ,, |
| 7 | Jai Hindley | Red Bull – BORA – hansgrohe | ,, |
| 8 | Matteo Jorgenson | Team Visma | Lease a Bike | ,, |
| 9 | Junior Lecerf | Soudal Quick-Step | ,, |
| 10 | João Almeida | UAE Team Emirates – XRG | ,, |
| 順位 | 選手 | チーム | タイム差 |
|---|---|---|---|
| 1 | Jonas Vingegaard | Team Visma | Lease a Bike | 1位との差 |
| 2 | Torstein Træen | Bahrain – Victorious | 0:26 |
| 3 | João Almeida | UAE Team Emirates – XRG | 0:38 |
| 4 | Thomas Pidcock | Q36.5 Pro Cycling Team | 0:58 |
| 5 | Felix Gall | Decathlon AG2R La Mondiale Team | 2:03 |
| 6 | Giulio Ciccone | Lidl – Trek | 2:05 |
| 7 | Matteo Jorgenson | Team Visma | Lease a Bike | 2:12 |
| 8 | Jai Hindley | Red Bull – BORA – hansgrohe | 2:16 |
| 9 | Giulio Pellizzari | Red Bull – BORA – hansgrohe | ,, |
| 10 | Matthew Riccitello | Israel – Premier Tech | 2:43 |
| 総合1位 | Jonas Vingegaard(Team Visma | Lease a Bike) |
|---|---|
| ポイント賞1位 | Mads Pedersen(Lidl – Trek) |
| 山岳賞1位 | Jay Vine(UAE Team Emirates – XRG) |
| 新人賞1位 | Giulio Pellizzari(Red Bull – BORA – hansgrohe) |