Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
Enter your email address below and subscribe to our newsletter

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージが残り8kmでレース終了となった原因
日本時間で昨夜に開催された2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージは、第11ステージに続いてたレースが予定より早く終るという異例の事態となった。原因はもちろん第11ステージと同じ、親パレスチナ団体による激しいデモ活動だ。
昨夜のその抗議の様子の動画を次のものだ。
The current situation at 3 km to go at Vuelta… #LaVuelta25
— Lukáš Ronald Lukács (@lucasaganronald) September 9, 2025
🎥: z_w_photography pic.twitter.com/fxMVaubjbI
これは残り3km地点の様子で、デモによって完全に道路が塞がれてしまっている。これはもうどうしようもない。
Situation out of hand at 3.4km from finish. Race to finish 8km out. pic.twitter.com/ucnItVX4Ka
— Daniel Friebe (@friebos) September 9, 2025
またデモは別の場所(最後の2級山岳 Castro de Herville?)で大木を道路上に切り倒して道路を封鎖ということすらやっていたようだ。(情報源:‘The Race Will Continue’: Vuelta a España Teeters on Edge of Chaos After Another Day of Mayhem)
L'albero è stato rimosso da alcuni uomini che lo hanno spostato di forza, poi una persona è intervenuta per tagliare l'ultimo pezzo che sporgeva con una motosega pic.twitter.com/LZlDbyNLiB
— SpazioCiclismo (@SpazioCiclismo) September 9, 2025
ただこの大木については警察によってプロトンが通る前に取り除かれ事なきを得たとのこと。
警察が言うのはデモの団体はSNSなどで連絡を取り合い、集合場所や抗議場所を検討し情報交換し合っているようだ。
大会運営に長年携わってきた人間たちも「こんな事態は歴史上初めてだ」と漏らすような状況になっているわけだが、それでも大会側は「ブエルタは止まらない。最終日のマドリードまでやり抜く」と主張する。よって今日の第17ステージも予定通り開催される。
今日の第17ステージよりも大きな懸念があるのは翌第18ステージだ。なぜなら第18ステージは個人タイムトライアルだからだ。通常のラインレースはスタートからゴールまでプロトンが移動していくが、個人タイムトライアルはそれがなく、一箇所でずっとプロトンが滞在するためデモ団体にとっては非常に都合がいい。その日はこれまでで最大のデモが繰り広げられる可能性がある。
そのため第18ステージでは警察はこれまで以上の人数を動員予定。数百人レベルで増員する予定となっているようだ。