レビュー
Rapha




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タデイ・ポガチャルとワウト・ファン・アールトが、今日からのカナダのワールドツアーでも親パレスチナデモの妨害があるかもしれないと懸念を示す
今日からカナダのワールドツアー2連戦が始まる。本日のグランプリ・シクリスト・ド・ケベックと14日のグランプリ・シクリスト・ド・モンレアルだ。
スーパースターのタデイ・ポガチャルがまるでツール・ド・フランスに出場するかのような一軍を引き連れて参戦。さらにはTeam Visma | Lease a Bikeもワウト・ファン・アールトをエースに立てこちらもツール・ド・フランス一軍メンバーを揃えてきた。
UAEのメンバーは、
Vismaのメンバーは、
そんなタデイ・ポガチャルとワウト・ファン・アールトだが、今年のブエルタを混乱に陥らせている親パレスチナのデモ隊による混乱がそのカナダのレースでも生じるのではないかと懸念を口にする。曰く、「選手は少し不安になっている」。
ポガチャルはメディアに対して語ったところによると、やはりブエルタ・ア・エスパーニャにおけるあの混乱ぶりはブエルタに出場していない選手間でも話題になっているようで、プロトン全体としてどうこう言うことはないが、チーム内部で話題にしたりするもよう。
ポガチャルは次のように語る。
“I think all the riders are a little scared of what could happen,”
訳「選手みんなが少し不安になっている」
we think it could happen here [in Québec City and Montreal] or in other races between now and the end of the season.”
訳「今日からのカナダのレースやこれからの他のレースでもデモ隊乱入が起こるかもしれないとみんな思っている」
またワウト・ファン・アールトもこのポガチャルが語るプロトンの不安に同調し、次のように話す。
“At this point, a lot of riders are worried about these demonstrations but also about what is happening in the world,”
訳「現時点でたくさんの選手が、ブエルタのデモだけでなく、世界中でも同じようなことが起ころうとしているのかと不安に感じてるね」
ただでさえ近年のロードレースは平均速度の高速化と落車の増加によってプロトン内部はリスクが高まっているのに、それに加えてレースの外側の事情であるデモ隊というリスク要因にも注意を払わざるを得ない状況になれば選手たちは余計に神経質にならざるをえない。それはパフォーマンスにも影響を及ぼすかもしれない。もちろん実際にデモ隊による妨害で落車が起こり選手が負傷すれば許されない事態となる。
そのような親パレスチナデモ、あるいはひょっとしたらそれに便乗した別のデモがブエルタ以外の土地でもレースの妨害活動をするかもしれない。今日からのヨーロッパ大陸外のカナダでのレースは、そうしたことを占うという意味でも重要な意味をもつことになるかもしれない。