レビュー
Rapha








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レムコに敗北したポガチャルのコメント、「受け入れ難い結果」、「TTの準備は十分できなかった」
昨夜の2025 UCI 世界選手権男子エリート個人タイムトライアルはレムコ・エヴェネプールが別次元のとんでもない強さをみせつけた。終盤では2分30秒前に出走したタデイ・ポガチャルに追いつき、ぶち抜き、そこからさらに差をつけてフィニッシュして三連覇を達成した。そのレビュー記事がこちら。
→レムコがヤバすぎ!ポガチャル不調?2025世界選手権個人TTはレムコ・エヴェネプールが途中でポガチャルをぶち抜き圧勝で三連覇を成し遂げる。
そんなTTモンスターと化したレムコに敗れたポガチャルのコメントを紹介する。
情報源:‘Tomorrow is a New Day’: Tadej Pogačar Keeps the Faith in Worlds Prospects Despite Remco Rampage
まず今回の結果についてポガチャルは、
“For sure it is a hard one to swallow,
訳「確かに受け入れ難い結果だ」
と話すが、それに続けて「でも相手はレムコ・エヴェネプール。TTではめちゃくちゃ強いからね」とも述べる。敗北もしかたないという感じだろうか。
それとは別に今回ポガチャルが個人TTでメダルを逃した要因として準備不足が、すなわち、世界選手権前のレーススケジュールが影響を及ぼしたのではないかという疑念がある。
ポガチャルはツール・ド・フランスを終えたあと休息に入り、過日のカナダでのワールドツアーニ連戦グランプリ・シクリスト・ド・ケベックと同モンレアルに参戦。そしてアフリカへ。
一方で同時期レムコ・エヴェネプールはツアー・オブ・ブリテンでの好走からスペインでの10日間の集中トレーニングをこなしていた。
その点について記者から質問されたポガチャルは、
“If we are speaking in circumstances for the TT, I would definitely need to skip Canada,”
訳「このTTへの準備という観点でいえば、確かにカナダのレースには参戦しないほうがいいだろうね」
“But after I got sick before Canada, my focus was, it was not that I gave up on the TT, but I had to skip a few big component training on the TT bike.
訳「カナダ前に体調を崩してて、でも目標はTTも諦めないというものだったけど、TTバイクでの重要なトレーニングをいくつかできなかったという事情はあったね」
このようにTTという観点ではカナダでのレースに出場しないほうが良かったという可能性を否定しない。
しかしTTではなくロードレースという観点では、カナダでのレース参戦は必要だったとも述べて、相反する事情の間で難しい判断を迫られていたようだ。
そして上述のようにTTトレーニングが十分にできなかったものの、このTTでしっかりと自分を追い込めて良かったとも言う。最後にロードレースに向けた今後の調整について次のように話す。
“I need just to do two more hard trainings and I am ready for Sunday.”
訳「ロードレースに向けて必要な調整はあと2回ハードなトレーニングをすること。それができれば準備完了で日曜のロードレースだ」