レビュー
Rapha








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40歳の弁護士がタデイ・ポガチャルを負かす。ポガチャル主催のレースイベントでイギリスのヒルクライム王者のキャリアを持つ男が優勝
先週末土曜日に開催されたイル・ロンバルディアで史上初の5連覇という偉業を36kmの独走で達成したタデイ・ポガチャル。その翌日にはスロベニアで「Pogi Challenge(ポギ・チャレンジ)」という彼自身が主催するレースイベント(チャリティライド)に参加した。
このレースイベントは23kmを走り、そのうち後半はKrvavecという山を13.9km登ってゴールするコースになっている。そのイベントで優勝したのはなんと40歳の弁護士だった。
もちろんポガチャルにはハンデがつけられていて、彼はみんなのスタートから6分後にスタートするというルールになっていた。ポガチャルは900人ほどの参加者たちをガンガン抜いていったが、それでも1人だけ抜くことができなかった。それがアンドリュー・フェザー(Andrew Feather)という40歳の英国人弁護士だった。
その弁護士はポガチャルから2分差で逃げ切り先頭で山頂にゴール。彼はインタビューで次のように語った。
He probably wanted to cross the line first, so I felt slightly guilty that I took that away from him
訳「ポガチャルはたぶん1位でゴールする計画だったのだと思う。だからちょっと罪悪感あるね、それを妨害しちゃったからね」
このアンドリュー・フェザーという40歳の男はもちろんアマチュアだが、実はイギリスのヒルクライム王者に4度輝いたことのある実力者。今回彼が叩き出した出力は平均で400ワット(6.2倍:6.2W/kg)だったようだ。
一方でポガチャルは7倍(7W/kg)で走っていたようで、フェザーよりも2分半ほど速いタイムだったようだ。だが6分のハンデがあったため、彼を抜けきれなかった。レース後にポガチャルは「勝者に脱帽」と称賛した。