レビュー
Rapha




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独特なセッティングのバイクがツアー・オブ・オランダでUCI本部からルール違反認定。Jan-Willem van Schipが失格処分
昨日開催されていたツアー・オブ・オランダの第1ステージでとんでもないセッティングのバイクが注目を浴びた。それがコンチネンタルチームのParkhotel Valkenburgで走るJan-Willem van Schipという選手のバイクだ。
そして彼は同大会をその第1ステージ終了後にUCIルール違反で失格となった。
情報源:Jan-Willem van Schip verbijsterd en gaat in protest tegen uitsluiting in NIBC Tour of Holland
そんな彼のバイクがどのようなものかと言えば、次の写真(別のレースのときのバイク)を見て欲しい。
OFFICIAL! Jan-Willem van Schip was DSQ from Tour of Holland because of his bicycle that breaks the UCI rules. #TourofHolland
— Lukáš Ronald Lukács (@lucasaganronald) October 15, 2025
📷: @Julian_Dubbeld pic.twitter.com/7qpxndr9ov
🐷「あっ…(察し」
そして昨日のツアー・オブ・オランダで使っていた彼のバイクも実は上の画像と同じようなセッティングになっていた。それを確認するため次の動画を見て欲しい。


このJan-Willem van Schipという選手はこれらの画像からもわかるように身長が2m近い(公称194cm)超大柄選手。そのためバイクのフレームサイズもえらいことになっている。見方によって「ミニベロ?」と見えるときもある。
そうした彼の体格にあうべく工夫されたセッティングと言えるわけだが、ハンドル幅とシートポストという点でUCルールに適合するか怪しいと見えてしまう。
当初大会主催者と大会審判団は彼を失格だとしなかった。違反としたのはスイスのUCI本部だった。UCI本部が現場の判断を上書きし、直接ルール違反で失格との決定を下したらしい。
だが特に明らかに「これあかんやつや」と思われてしまう彼のハンドル幅だが実はこれはセーフだった。そしてそのUCI本部がルール違反として問題視したのは独特のシートポストだった。
所属チームであるParkhotel Valkenburg側のコメントによると、彼のそのシートポストがUCIルールに適合していないのは事実だが、実はこれまでずっとその使用を許可されていたとのこと。その証明となる書類も所持しているという。
Valkenburgからすればこれまで正式に許可されていたものが突然禁止になったという感じだ。彼は第2ステージを前に異議申立てをするようだ。
なお彼が機材のUCIルール違反で失格となったのはこれが初ではなく、実は昨年のレースHeistse Pijlでも、Toot Engineering Ashaa RR Aero ハンドルを使用して失格となった過去がある。