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Rapha








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サム・ベネットがQ36.5に移籍することが発表される
さきほどの記事「新城、留目、フルーム、カラパスなど現時点で来年度の契約がない・未発表の選手の一部のリスト」では、一部の有名選手などについてまだ来年度の契約が正式に発表されていない選手を紹介した。
しかしそこに掲載しなかった選手が1人いる。それがDecathlon AG2R La Mondialeで走るサム・ベネットだ。というのも、昨夜Q36.5への移籍が発表されたからだ。
Sam Bennett joins our roster for 2026!https://t.co/BGnjF7fMEF pic.twitter.com/qPuzTdhYBs
— Q36.5 Pro Cycling Team (@Q36_5ProCycling) October 30, 2025
契約は1年で2026年いっぱいまで。
サム・ベネットはもう35歳のベテランのアイルランド人スプリンター。ツールではステージ2勝、ジロでステージ3勝、ブエルタでステージ5勝を挙げ、2020年ツール・ド・フランスではグリーンジャージも獲得。
彼は2014年に当時のプロコンチネンタルチームTeam NetApp – Endura(現Red Bull-BORA-hansgrohe)でプロデビュー(※このブログではワールドチームまたはProTeam以上をプロデビューの定義とする)。
それ以来ずっと同チームで走っていたが、2020年からはDeceuninck – Quick Step。いろいろあって2022年からは古巣のBORA – hansgroheに戻り、2024年からDecathlon AG2R La Mondialeで走っていた。
その「いろいろあって」については次の過去記事群を順番に見て当時のゴタゴタを思い出してほしい。
思えばこのときからマーク・カヴェンディッシュの大復活とツールのステージ優勝最多勝記録の更新という歴史的偉業達成の前フリは出来ていたのだろう。
さてサム・ベネットと同じアイルランド人としては、今年Jayco-AlUlaで走っていた総合系選手のエディ・ダンバーの移籍がすでに8月に発表されているので、アイルランド人同士、しかも脚質が絶対に被らないキャラ同士で仲良く同じチームとなる。
Q36.5のエースであるトム・ピドコックは今年のブエルタ・ア・エスパーニャで総合系エースとして驚くべき力を見せ、来年度のグランツールでも活躍が十分期待できる。そんな彼のツール・ド・フランスでのアシストがダンバーとなるだろうか。またサム・ベネットもピドコックのクラシック勝利をアシストするメンバーになることもあるだろうか。