レビュー


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タデイ・ポガチャルはシクロクロスに出場すべきなのか?
昨日はシクロクロスのヨーロッパ選手権が行われ新チャンピオンが誕生するなど、シクロクロスシーズンが本格的に始まっている。
そんな中先日はUCIのディレクターであるPeter Van Den Abeeleは、タデイ・ポガチャルは本当はこの冬のシクロクロスに参戦したいのにUAE Team Emirates – XRGがそれを禁止していると主張し話題となっていた。
一方でイタリア人ジャーナリストのBeppe Contiは、ポガチャルが今冬のシクロクロスレースに出場したがっていたのにUAEが禁止しているというPeterの考えを否定する。つまり、チームとしては禁止していないと。そして同時に、ポガチャルの今冬のシクロクロスについての焦点は、単なるレース出場どうこうを超えたところにあると主張する。
Contiが言うには、それはシクロクロスのオリンピック種目化のための広報大使という重要な役割だとのこと。
2030年の冬季五輪はフランスで開催されるが、そこにシクロクロスが種目として採用されるかどうかが最近話題になっている。国際オリンピック委員会IOCによる決定はまだされていないが、それでもPeter Van Den AbeeleはUCIがその実現に向けて動いていると認める。
Contiは、ポガチャルはそのための大使としての役割を担わなければならず、シクロクロスとの関わりは大使としての役割という意味で形作られていると主張する。IOCにシクロクロスを認めさせるリーダーとしての役割こそ重要だという考えだ。
つまり、仮にPeter Van Den Abeeleが主張するようにUAEがレース出場自体を禁止しているとしても(そうでないとしても)レースに出場するかどうかが重要な論点ではなく、2030冬季五輪での種目化に向けた動きこそが重要な論点であると主張しているわけだ。そしてその大使としての役割を果たそうというのがポガチャルの考えだと言う。
さて真実はどこにあるのか?