レビュー

Rapha





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タデイ・ポガチャルの2026年の目標レースについて
ロードレースのキング、タデイ・ポガチャルは2024年に続いて2025年シーズンも勝ちまくり強烈な印象な残した。
特にここ20~30年の間に高度に分業化・専門化が進んだロードレースの常識ではあり得ない軽量級選手、しかもツール・ド・フランス覇者がパリ~ルーベに初めて参戦しいきなり準優勝したという衝撃は大興奮のものだった。そしてツール・ド・フランス4勝目、世界選手権連覇などの偉業を今年も成し遂げた。
そのポガチャルの来年度の目標はどうなるのか?
まず改めて2025年にポガチャルが優勝したレースをまとめると次のようになる。
ポガチャルはそんな今シーズンを振り返って、
“I’d give it a 9
訳「今シーズンの出来には10点中9点をつけたい」
このようにポガチャル自身今年の出来にはかなり満足をしているようだ。しかし、それに続けて「だがまだ改善の余地があるのも世の常」と話し、来年に向けても貪欲に進化を続けるつもりだ。
ツール・ド・フランスについてはUAE Team Emirates – XRGにもとって、そして彼にとっても最大の目標であり続けることは確かだと話しつつも、
in the coming years I don’t want to end my career without having tried everything
訳「今後数年で引退となっても、全てに挑戦してからキャリアを終えたい」
とも話し、ツール・ド・フランス以外のレースであっても挑戦し続けることを誓う。特にクラシックがその対象だ。そのうち昨年勝てなかったパリ~ルーベとミラノ~サンレモについては、
Milan–Sanremo and Roubaix are two races where I’m enormously motivated to try again and fight for the win,
訳「ミラノ~サンレモとパリ~ルーベにはめちゃめちゃ闘志が燃えてるので、また出場して勝利を狙う」
この言葉からして、来年もサンレモとルーベには出場してくるだろう。
一方でもう1つの注目点はブエルタ・ア・エスパーニャだ。ジロを2024年に制し、今年のツールでは4回目の総合優勝。グランツール全制覇に残すはブエルタのみ。そのブエルタについては、
“No, I’m not obsessed with it
訳「いや、ブエルタにはそこまでのこだわりはない」
このように語り、ミラノ~サンレモやパリ~ルーベ参戦とはかなり温度差がある表現になっている。素直にこれを解釈すれば来年もブエルタ・ア・エスパーニャには出場しないことになるだろう。その場合はおそらく来年のブエルタでも先日チームとの契約を2028年まで延長したジョアン・アルメイダが再びエースとなるのではないだろうか。逆にそうならばジロは再びイサーク・デル・トロがエースか?
ブエルタは、今年ヴィンゲゴーが勝ったの見て、ミラノサンレモ、パリルーベと比べると勝てそうだから優先度が低いと言うことかな?
それもあるかもしれないブヒね。
あとはUAEチーム内部での人間関係というか、全てのグランツールでポガチャルがエースをやり続けるとアルメイダなどから不平不満が出るとか?