Lidl-Trek「自転車用エアバッグを導入すべき」

Lidl-TrekのGMであるルカ・グエルチレーナがロードレースに自転車用エアバッグを導入することを考えるべきだと主張している。

情報源：Lidl-Trek manager calls for cycling airbags amid rising crash numbers

ルカ・グエルチレーナはロードレースにおける落車などは不可避であり、レースの一部であると認めながらも、選手の安全という観点ではは感情的に動くのではなく、科学的な分析・根拠に基づいて安全策を検討すべきだと主張する。

そしてヘルメットの中やジャージにエアーバッグをつけて、頭部や背中を守れるようにすべきであり、そうした技術の開発に投資したいと話す。

UCIが導入しようとしたギア比制限は「ギア比制限でSRAMがUCIに勝利。ベルギー当局が暫定措置としてUCIにギア比制限の中止を命じる」で紹介したように短い幻想で終わったわけだが、安全対策についてグエルチレーナは「選手のパフォーマンスを犠牲にしない形で、安全対策がアップグレードされるべきだと考えている。

またLidl-Trekではすでに「危険な走行の結果落車してその負傷により数カ月を無駄にする場合と、リスクをとらず走った結果勝てずに2位に終わる場合を比べるならば、後者を選べ」と明確に指導しているようだ。

「リスクをとって攻めて勝とうとするのは素晴らしいが、でもゴールまでまだまだ距離がある時点でリスクを取るのは無意味だ」とも話す。