レビュー

Rapha





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ヴィンゲゴーがブルガリアからイタリアへの長距離移動に不満。
今年のジロ・デ・イタリアは昨日の第3ステージまでグランデパールだったブルガリア国内でのレースだったが、本日はイタリアへ戻るための移動日となりレースはない。選手たちは飛行機でイタリアへ戻る。
そんな長距離移動について、総合優勝最右翼ヨナス・ヴィンゲゴーは「できるならやりたくなかった」と不満を述べる。
2026年のジロ・デ・イタリアはブルガリアがグランデパールとなったわけだが、それは主催者側にとっては新市場開拓や国際展開という意味合いが強い一方で、選手側にとっては肉体的に大きな負担にもなりかねないものである。
1人1人が快適なスペースが用意されるファーストクラスの座席になるわけではなく、1つの飛行機に多くの選手がつめこまれるため、リラックスできる座席ではない。怪我をしている選手は余計にストレスかもしれない。
また衛生上も感染症のリスクが高まる。
グランツールではレースそのものだけでなく、回復管理も総合争いの重要な要素となる。特に総合優勝を狙う選手たちは、睡眠、食事、移動時間、ストレス管理を細かく計画・調整しているものだ。そのため、長時間移動を伴う休息日は、クライマーや総合系ライダーにとって歓迎されるものではない。
また空港への移動、チャーター便、ホテルチェックインなどを手間・面倒を考慮すれば、レースしているほうが心理的に楽かもしれない。
今回の長距離移動についてヴィンゲゴーは、
“I would have preferred to skip that trip, and I have brought my mask and hand sanitizer,”
訳「できるならやりたくなかったね。感染症防止のためにマスクと手の消毒液を買ってあるよ」
このように語る。
ただひょっとしたら気分転換だと肯定的になれる選手もいるかも?
ブルガリア3連戦を終えた2026年ジロだが、明日の第4ステージは山が終盤に1つで最後は登り勾配のスプリント。そしてその後から少しずつ山岳ステージが始まっていく。
現時点では総合勢のタイム差は大きく開いていないが、この移動日が総合エースたちになんらかの影響を及ぼせばそのコンディション変化によって勢力図が動く可能性もある。
ヴィンゲゴーが懸念した移動負担が、実際のパフォーマンスにどこまで影響するのかは実際にはわからない。しかし大会が終わったあとに振り返れば総合争いを占うポイントなっていたという可能性もゼロではないだろうか。