カンチェラーラvsフィル・ゲイモンの勝負の結果。
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只今絶賛ツール・ド・フランス中やけど、今回は以前に記事にしたファビアン・カンチェラーラvsフィル・ゲイモンの勝負の結果についてや。これね。
で、当日は無事に天候に恵まれちゃんと勝負が開催された。カンチェラーラが主催するChasing Cancellaraというイベントにフィル・ゲイモンが参加し、そのイベントの中でデュエル(決闘)となった。場所はスイスの山。当然登り。ほぼずっと登りが続くクライミング勝負。いうても平均斜度は5%程度やけどね。ちょこちょこ10%とかがある感じ。
ファビアン・カンチェラーラvsフィル・ゲイモン。勝負の行方は?
①結果はいかに?
さっそくその一部始終を動画でどぞ。
この動画はフィル・ゲイモンが「投稿」した動画で、フィル本人の解説がくっついてる。しゃべってるのはフィル本人。派手なジャージx黄色?ヘルメットがフィル。地味なGore社の黒色ジャージがカンチェラーラ。カンチェラーラはGore社の広報担当(宣伝大使)やっとるからね。
ただ、この動画においてははっきりと勝者がゴールしたシーンが撮影されてるわけやない。撮影者がゴールしたときにはカンチェラーラとフィルが二人して握手し、どっかのカメラマンに撮影されてるシーンが映ってるだけ。
というわけで、先に結果だけ書いとくと、今回の登り勝負の勝者はフィル・ゲイモン!さすがクライマーやね。動画の12:40あたりからみてもらうと、そこで二人の間に大きなギャップができたのがわかる。
まぁ動画を最後までちゃんと見てもらうとわかるように、ガチのレースやないわけよ。そもそも二人の勝負用の貸し切りコースではなく、他の一般参加者もいる中でやってるわけで。さらに、カンチェラーラと撮影者は途中で路上の観戦者(?)から「クッキー」を受け取って食っとるわけよ。フィル自身もスタートラインでは見知らぬ参加者からクッキーをもらって談笑してたりと。
で、動画の後半で、
フィル「ワシとカンチェラーラはアプローチの仕方は全然ちゃうけど、自転車ファンに楽しんでもらいたいという気持ちは同じやし、たとえばわざわざこの日にクッキーを用意してくれたファンもいるわけよ。それはこの勝負の結果どうこうよりも重要なことなんちゃうか?」
みたいな趣旨のことを言うてるわけ。
さらにTwitterでは、
If @f_cancellara and I can turn a twitter fight into a ride together and share a cookie and race bikes and raise money for charity, then anyone can do anything. Your life is your art. Be you and have fun and do good. 📷 @pelotonbrief pic.twitter.com/WAF6TAMkT5
— Phil Gaimon (@philgaimon) 2018年7月2日
フィル「カンチェラーラもワシもTwitter上ではいろいろやりあってたけど、今はこうして一緒に走って、ともにクッキーを食べ、競争したり、チャリティイベントを開いたりできるわけよ。せやから、人間何でもできるんよ。人生ってのはアートや。自分らしく生きて、楽しんで、そんで人の役にたつことをすればええ」
と、今回の対決という見世物(ショー)を総括する。
②撮影者の正体
さて、この動画を撮影してるやつ一体何者やねん、と思わへんかった?引退したとはいえ、クライマーのフィル、そして数々の栄光を残したカンチェラーラについていってる。最後は二人から遅れてるけど、それでもわりと余裕っぽい感じで走行してる。
実は二人を撮影してるのは、現役のプロ!なんとカチューシャアルペシンのネイサン・ハース!
そら速いわ。ボランティアでこの撮影係を引き受けたようや。
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)
撮影してたのネイサン・ハースやってんな!
なんでついていけるねんってずっと思っとったわ
せやで!ワシも見たとき、「こいつすげー」と思ってたらハースやってん!勝負どうこうよりそれが一番のネタやったわ。