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カヴェンディッシュの容態は?ツール・ド・フランスに間に合うのか?
CVNDSH Twitter 以前に記事にしたように、カヴェンディッシュは「キスの病い」に罹患して療養中。そのカヴェンディッシュの状態はどうなのか?ツールに間に合うのか? (過去記事:カヴェンディッシュが「キスの病」に感染。ロマンディやカリフォルニアを欠場。) この病気は下手したら何か月も症状が続く。どんな症状かというと風邪に似た感じ。微熱と倦怠感がずっと続くようなものらしい。そんな病気やから、ツールまでに治らない可能性もある。 情報源:Mark Cavendish still in doubt for Tour de France, but team ‘hopeful’ he can recover in time 所属チーム、ディメンションデータのえらいさんはこう言ってる。 “I spoke to Mark yesterday and he had a lot more energy in his voice, he…
アスタナはスカルポーニを欠番とし8人だけでジロ・デ・イタリに参戦決定。
Astana Proteam Twitterより ジロ・デ・イタリアなどでかいレースには1チーム9人の参加が認められるんやけど、先日のスカルポーニの死亡事故を受けて、アスタナはスカルポーニを欠番として8人だけで戦うことを決定。 情報源:Astana decide not to replace Michele Scarponi in Giro d’Italia line-up アスタナな8人は以下のとおり。 ・Pello Bilbao ・Zhandos Bizhigitov ・Dario Cataldo ・Jesper Hansen ・Tanel Kangert ・Luis Leon Sanchez ・Paolo Tiralongo ・Andrey Zeits 動画での紹介。 ASTANA PROTEAM RENOUNCES TO SUBSTITUTE MICHELE…
アムステル・ゴールドレースの感想
モニュメントではないけれども、ストラーデ・ビアンキと同じような人気を誇る代表的なレースが終わった。 というわけで感想や。 ま、レース展開の詳細は大手メディアが書いてるから省いて、感想だけ書くで。 (1)チームSkyの作戦通り ラスト30㎞あたりから見始めたんやけど、そのころにはもうチームSkyのエナオとクヴィアトコウスキーが先頭グループにいて、その他のチームは2名揃えてるところがなかった。つまりチームSKYが数的に優位に立ってた。 せやから、その時点でもう「あっ、これはクヴィアトコウスキーが勝ちますわ」とずっと思ってたんや。 そして、最後の登りでクヴィアトとジルベールが交互にアタックかけて先頭グループをペースアップさせ、残りのメンツをふるいにかけた。その結果、クヴィアトとジルベールの2人が抜け出し、数秒のリードを得た。 他のメンツは本気で追えば追えたはずやのに、お互い牽制しあって結局二人の独走を許すしてしもうた。クヴィアトのチームメイトのエナオがその追走に残ったのが影響したんかもしれへん。 で、「ほらやっぱりクヴィアトコウスキーが勝つわ。理想的な展開やんけ」と思ってたんや。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); (2)クヴィアトなにしとるん…… 🏆 Philippe Gilbert roars back to win thrilling sprint finish at #AGR17! pic.twitter.com/l1dsf8Zae8 — Eurosport UK (@Eurosport_UK) 2017年4月16日 ところが、最後のゴール前400mか300mあたりでなぜかクヴィアトがスプリントを開始。 ワシ「おいおい、それはさすがに早すぎやろ…それはアカン…」 と思ったら案の定、向かい風の中クヴィアトは失速。最後にジルベールにまくられてクヴィアト敗北。 ワシ「あーあ、いわんこっちゃない」 クヴィアトもったいねー。確実に勝てたレースやと思ったのになぁ。なんでそんな早く仕掛けたのか…。一体いつから、ジルベールには脚がないと錯覚していた?あーあ、やっちゃった。 それにしても今年は、GVA、ジルベール、クヴィアト、バルベルデ師匠と絶好調の有力勢が多くておもろい。これだけ絶好調の波に乗ってる有力勢がこの時期に揃うのって珍しない? ジルベールはこれいつぞやのアルデンヌクラシックシリーズ3連勝あるで! (関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで) [google adsense]…
カヴェンディッシュが「キスの病」に感染。ロマンディやカリフォルニアを欠場。
なぜRaphaはチームSkyとの契約を終了させたのか?その2つの理由。
Feltが買収される!買収したのはフランスのスキー用具メーカー「Rossignol」。ルイ・ヴィトンによるピナレロ買収とあわせて業界激動の時代到来か?
【Pinarello&Louis Vuitton続報】ピナレロがルイ・ヴィトンに過半数の株式の譲渡を完了。買収は順調に進行中。
イタリアのトレヴィソに本拠地を置くピナレロが、ルイ・ヴィトンによって買収されることが決定したというニュースは世界中に衝撃与えたわけやけど、さっき、ピナレロはルイ・ヴィトンに自社株の過半数を譲渡したと公表したで。 (1) 譲渡した株式の種類と取引形態 譲渡した株式は、世間的にはいわゆる未公開株式または非公開株式(private equity)やけど、まぁ厳密には株式の公開市場で誰でも買えるという状態になっていない株式のことやな。未公開株式やからいうて、買えないわけじゃなくて、株式市場では買えないというだけや。 せやから、株式市場以外では買える。売買できる。 今回、ピナレロは株式市場外で、日本の会社法上・金融関係の専門用語やと相対取引と言う方法で株式を譲渡したわけや。この相対取引には2種類あって、当事者が1対1で話あって売買するのと、1対複数で売買するのと。 相対取引のメリットはいくつかある。たとえば、証券取引所など売買仲介人と通さないことで手数料がいらん。法律上の税金処理は必要やけど。あと、市場での大量の株のやりとりは市場に混乱・変動おこさせることが多いけど市場外での取引はそれがない、とか。もちろん売買の届け出は必要やから、こっそりと影でやるとかはアカン。ま、決算書類みたらバレることでもあるけど。 まぁみんなしってるやろうけど、いまどきの株式会社は株券を発行しないほうが普通やから、会社法が改正されて、会社法上でも株券は発行したいときにだけ発行すればええ、というのが基本スタンスになった。せやから原則は株券発行なし、例外的に発行ありというのが日本の法制度になっちとるで。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); (2) ルイ・ヴィトンのパートナーのファンド運用会社「L Catteron」とピナレロ。 話がそれた。 広い意味(法律上の支配関係にあるとかじゃなくて)でのルイ・ヴィトングループにはprivate equityをファンド化して運用する会社(private equity firm)がある。名前は「L Catteron」という会社。 公式サイト:L Catteron 今回、ピナレロはそのファンド運用会社のL Catteronに株式を譲渡してる。このファンド運用会社は、「L Catteron」という名前で、その会社の部分的な所有者(支配者)がルイ・ヴィトン。 ルイ・ヴィトンはL Catteronだけでなく、この種のファンド運用会社の複数と提携関係にある。いろいろやっとるんや。 (3)ピナレロの年間収入と世界展開 ピナレロは、このルイ・ヴィトンのネットワークと資金力を使って、世界の主要都市のうちで優先度の高い、なおかつブランド価値にふさわしい一部の都市に、コンセプトストアを展開していく計画や。 というのも、ピナレロの2015-2016年度の収入5200万ユーロ(約63億4400万円、1ユーロ=122円で計算)のうち90%は、本拠地イタリアではなくそれ以外の地域からのもの。 せやから、経済的観点ではイタリアというブランドイメージだけのオワコン国家はほっといて、世界展開するほうが合理的やということやな。ま、今の時代どんな業界でも同じやろうけど。 今回の株式譲渡では、過半数というだけで、ピナレロの現CEOのファウスト・ピナレロ(Fausto Pinarello)は少数派の株主として株式を持ち続けることになる。 ちなみにピナレロを作った創始者が、ファウスト・ピナレロの父親、ジョバンニ・ピナレロ(Giovanni Pinarello)。1952年に創設した。ジョバンニは、ジロ・デ・イタリアで名誉ある「ブラックジャージ」を獲得したこともあるプロ選手やった。 なお、ピナレロはチームSkyとの間でバイク供給を今後4年続けるとの契約を更新してるで。 以前の第一報時の記事:【ファッ!?】ルイ・ヴィトンがピナレロを買収してロードバイク&スポーツビジネスに参入か?…