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今回は、去年も書いたような気がするけどロードバイク用タイヤの性能比較。VITTORIA / MICHELIN / PIRELLI / SCHWALBE / CONTINENTAL / SPECIALIZEDの各社のタイヤを使い、それらの転がり抵抗を調べたもの。
今回の実験を実施したのは、タイヤの性能比較に定評のある、英国企業AeroCoach LTD 。このブログではおなじみの企業である。
今回の実験では次のような、クリンチャー専用タイヤと、そしてチューブレスとしてもクリンチャーとしても使えるチューブレス互換タイヤとが使われた。
結果は次のようになった。
画像の←は転がり抵抗のランキング。下にいくほど抵抗が低い。一方、画像→は時速45㎞に必要なワット数を示している。もちろん、転がり抵抗が低ければ、時速45㎞に必要なワット数も少ない。
結果を改めて書き直すとこうなる。
優勝:Vittoria Corsa Speed 25mm
2位:Vittoria Corsa Speed 23mm
3位:Michelin Power TT 25mm
4位:Pirelli P Zero 23mm
5位:Schwalbe TT TLE 25mm
6位:Specialized Turbo Cotton 24mm
7位:Continental GPTT 23mm
8位:Continental GP5000 25mm
9位:Continental GP5000 TL 25mm
10位:Continental GP5000 23mm
11位:Specialized S Works Turbo Rapidair 26mm
最下位:Continental GP4000 23mm
よって、2020年度最速のタイヤはVittoria Corsa Speed 25mm。(amazon:2本セット Vittoria CORSA コルサ G2.0 クリンチャー)まぁ、こんなもん実験方法・環境によっていくらでも変わるやろうけど。
一般論として、タイヤ幅はワイドなほうが実際の路面でも転がり抵抗が少ないとされるけど今回の実験でもそういった傾向を表している。
注意して欲しいのは、一見すると鳴り物入りで登場したみんな大好きContinental GP5000シリーズ( Amazon:2本セット Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX CLASSIC 700c)が軒並み下位に沈んでいるように見えるけど、だからといって性能を過小評価するのは早とちり。そもそもタイヤの種類によって想定される用途・目的が異なるから。値段も違う。
ランキングにはタイムトライアル用タイヤも含まれているし、1位のVittoria Corsaなんてガチレース向けで薄いタイヤとなっている。つまり、パンクしやすいとも考えられる。すなわち、一般人・アマチュアが使う日常的なタイヤではない。ここぞという時にだけ、パンクのリスクも考えたうえで、それでもなお勝つためにあえて選ぶべきタイヤ。
そういったガチレース用タイヤと、日常でも使えるタイヤを転がり抵抗という指標だけで比べても仕方ないからね。
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