横風警報!2021ブエルタ第5ステージのコースについて
2021ブエルタ第5ステージのコースプロフィール
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昨日の2021ブエルタ・エスパーニャ第4ステージは平坦ステージで最後は登り基調のゴールだったとはいえ、集団スプリントで終わった。
昨日のハイライト動画はこちら。
そして今日の第5ステージも平坦ステージだ。そのコースプロフィールは次のとおり。
第5ステージはタラコン(Tarancón)~アルバセテ(Albacete)の全長184.4km
上述のように昨日と同じく平坦ステージで、中間スプリントポイントが1つ。そこでは同時にボーナスタイムも獲得できる。
平坦ステージということで昨日同様に集団スプリントで終わると安易に考えることはできない。なぜならこの第5ステージの地域は横風で有名だからだ。つまり、どこかのタイミングで横風分断作戦が決行される可能性が高い。その場合は強い横風が予想されるので、プロトンのかなりの選手がその犠牲となる危険性が高い。下手すればプロトンが数分の1に縮小してしまう恐れすらある危険なステージだ。
しかもこの画像のようにゴールまで残り50km付近にある中間スプリントポイントをすぎると直角コーナーが登場する。これは風を受ける方向が90度変わることを意味する。もともとの風向き次第ではあるが、この直角コーナーの前後こそが横風分断作戦の肝となる箇所かもしれない。
風を警戒する場合、総合勢は必ず集団前方に位置しなければならない。下手すれば数分近くタイムを失うこともありうる。もちろんスプリンターチームも同様。プロトン全体がかなりピリピリと緊張感あふれる神経質な走行を余儀なくされるだろう。
加えてそんなときは落車の危険性も高いだろう。風次第ではあるが、非常にヤバい平坦ステージとなる可能性がある。