コロナから回復したワウト・ファン・アールトのパリ～ルーベ出場決定

昨日ツイッターのほうで、ユンボ・ヴィズマのクラシックエースにして現代ロードレースの化け物の1人、ワウト・ファン・アールト（Wout van Aert）がコロナから復帰し、リエージュに出場する予定だというニュースを紹介した。

このツイートをした時点ではまだワウト・ファン・アールトのパリ～ルーベ出場は公式に発表されていなかったが、それからしばらくしてチームからルーベ出場の発表があった。それが次のツイートだ。

今年のこれまでのベルギー戦線で見てきたように実に強力な布陣だ。

またラポルトが言うには、「ワウト・ファン・アールトはコロナから回復して調子よさげ。日曜日はかなりやってくれそう」とのこと。。（情報源：Van Aert feels he can be very good at Paris-Roubaix, says Laporte ）

間違いなく優勝候補だ。しかし、そんな強力なチームの最大のライバルとなるのがクイックステップ･･････ではなくて、イネオスかもしれない。

というのもイネオスは先日のアムステル・ゴールド・レースとブラバンツ・ペイルで連続優勝。そのときの勝ち方がまた良い。しっかりとチームとしての戦略を成功させての勝利。単に個人が強かっただけでなく、チーム力の証としての勝利。そんな形で連続で勝っている。

終盤の重要局面で複数のチームメイトを先頭集団に送り込んでからの勝利だ。まるで全盛期のクイックステップを彷彿とさせるチーム力を見せつけた。何か昨年までと違う予感を抱かせる。

そんなイネオスのパリ～ルーベ出場選手はこのとおり。

ただそうはいってもやはりパリ～ルーベは別格。ロードレース最高の混沌と地獄が待ち受けるだけに、これまでどおりにチーム力を見せられるかといえばやはり微妙なところ。出場するメンバーも変わる。

イネオスの選手で注目はやはり、フィリッポ・ガンナ（Filippo Ganna）、そして個人的に注目なのが19歳の若者マグナス・シェフィールド（Magnus Sheffield）か。若さというパワーを爆発させれば勢いでルーベを爆走しちゃうかもしれない。

ただイネオスがこれまでのようなチーム力を見せつければ、激しく面白くなるのは間違いないだろう。

なおクイックステップの出場選手は次のとおり。