激化する女子ワールドチームライセンス争い。アルペシン・ドゥクーニンクの妹分チームPlantur-Puraもライセンス申請へ
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男子ワールドチーム(世間でいう通称ワールドツアーチーム)でも降格させられるかどうかが話題となっているが、女子の世界でも2023年度のワールドチームの椅子争いが激化している。
情報源:Plantur-Pura joins several other squads in applying for final Women’s WorldTeam license
今回、女子のコンチネンタルチームのPlantur-Pura(ベルギー)が、来年度のワールドチーム入りを目指してライセンスを申請することを認めた。
同チームは、マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)が所属するアルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin-Deceuninck)の妹分的なチーム。
アルペシン・ドゥクーニンクも現在ProTeamだが、来年度からはワールドチームになるべく今年にその昇格ライセンスを申請してほぼ確実に昇格が実現すると思われるが、その妹分の女子チームもワールドチームへの昇格を同じタイミングで実現させようというわけだ。
ただ、女子ワールドチームについては来年は全15チーム。今年は14チームで構成されていて、その14チームがそのまま来年度もワールドチームとなる予定。そのため残された椅子は1つしかない。
そしてその1つの空席を巡って、Plantur-Pura以外にも、Ceratizit-WNTとAG Insurance-NXTGが参戦する。
現在Plantur-Puraは女子UCIチームランキングで12位。女子の場合はワールドチームの1つ下に男子のようにProTeamはなく、コンチネンタルチームとなっている。そしてPlantur-Puraはそのコンチネンタルチームとしては2位(1位はValcar-Travel & Service)。
今年の女子版ツール・ド・フランスはメディアという観点からかなりの成功という評価だった。それは女子ロードレース界の人気が高まる未来を示唆する。それは女子ワールドチームの存在価値・市場価値が高まっていくことにつながるだろう。