レムコがベルギー国王にマナー違反。レムコ「マジ許されない」

パリ五輪個人タイムトライアルで金メダルを獲得したレムコ・エヴェネプール。そして同じく銅メダルを獲得したワウト・ファン・アールト。それら両名が現地に来ていたベルギー国王と女王に謁見する機会を得た。

しかしその場で、レムコは「ロイヤルプロトコル」と呼ばれる謁見時に要求されるマナー違反を犯してしまったようだ。レムコ曰く「マジ許されない」。

情報源：“That’s not really allowed” – Remco Evenepoel breaks royal protocol in meeting with Belgian King Filip after winning Olympic gold

基本的に身分が上の立場の人間に対するマナーでは、相手からの質問に答えるのは当然としても、自分から先に口を開いて話しかけるのはマナー違反とされる。

しかし、レムコは国王・女王に拝謁したとき、おもわず「楽しかった？」「俺たちはクールだった？」「俺たちの活躍は誇りになった？」などと質問を浴びせてしまったようだ。ただ国王は、このレムコの無礼な態度を問題とせず、彼の質問に1つずつきちんと答えてくれたようだ。このマナー違反について、レムコは「マジで許されないマナー違反だった」と笑う。

一方でこのレムコと対照的なのがワウト・ファン・アールト。ワウトは謁見のマナーをきちんと理解していたようで、自分から国王に話しかけてはいけないとわかっていた。そこでレムコのように話しかけたい衝動を抑えたもよう。

これが24歳と29歳の差なのか、それとも個人としての性格の差なのか、チームからのマナー講習（あるのかどうか知らないが）の差なのか、育った環境の差なのか、そのへんはわからないが、両者の違いを示すおもしろいエピソードの1つだと思う。ま、レムコらしいといえばレムコらしい。