ヴィスマ「ヴィンゲゴーはこのままだとポガチャルには勝てない」
ヴィスマ「ヴィンゲゴーはこのままだとポガチャルには勝てない」
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チーム・ヴィスマ・リースアバイクの絶対的エースのヨナス・ヴィンゲゴーは、今年は不運に見舞われたシーズンとなった。春のイツリア・バスクカントリーでの激しい落車と重傷のせいで、ツール・ド・フランスへの準備がどうしても不十分なものとなってしまった。
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そのツール・ド・フランスは昨年とは異なり万全の状態で出場したタデイ・ポガチャルが圧倒的な強さで優勝。ヴィンゲゴーはこれまでのツールで見せた圧倒的な強さを見せられず総合2位で終わった。昨年はポガチャルが春に落車してツールの準備が遅れたので、1年で両者の立場が逆になったわけだ。人生は不思議なものだと改めて感じさせられた。
そのヴィンゲゴーだが、来年はジロ・デ・イタリアに参戦か?との報道もあったようだが、「ヴィスマ側が、来年ヴィンゲゴーはジロに出場かという報道を否定」で紹介したように、ヴィスマの監督の一人はそれを否定している。ただ現時点で来年の予定は何も決まっていないとのことでもあり、ひょっとしたら・・・という可能性はあるのかもしれない。
そしてその監督は、「ヴィンゲゴーは現状維持ではポガチャルに勝てない」と話す。
今年のポガチャルはツールでもジロでもまさに「進化」を体現したような走りを見せていた。特に最高難易度の山岳でのクライミング能力が向上したように見える。昨年は上述のように怪我のせいで準備不足だっというのもあるだろうが、それを差し引いてもこれまでよりも強くなったと思わせる走りだった。この1年で別人になったような感じだろうか。