ポガチャル「来年はさらに良いシーズンにしたい」

今年も伝説的な勝利を複数挙げ、圧倒的な最強っぷりを見せつけたタデイ・ポガチャル（Tadej Pogačar）。その活躍によって、これまで史上最高のロードレース選手だとされていたエディ・メルクスを超え、ポガチャルが史上最高の選手なのではないかと考える人も多い。

そのポガチャルが来シーズンについて「今年よりもさらに良いシーズンにしたい」と抱負を述べる。

情報源：‘I hope next season will be even better’ – Tadej Pogačar looking for more domination in 2025

ポガチャルとその恋人ウルシュカ・ジガートは母国スロベニアに帰郷し、二人して今年のスロベニアにおける最高の自転車選手と表彰された。その会場でポガチャルは次のように語ったようだ。

訳「これまでずっと毎年その前年よりもいいシーズンにすることができてるから、来年も今年よりいいシーズンになればいいね。新しい挑戦が楽しみ。自分は自転車で自分自身を追い込み、自然を楽しむのが好きだしね、モチベーションを高くするのは難しくないよ」

ポガチャルはこのように話し、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスのダブルを達成し、さらに世界王者になってトリプルクラウンを達成し、まるで全てを手にしたような状態であっても、それでもまだまだレースにかけるモチベーションを失わないようだ。

また現時点で来年度の具体的なレーススケジュールはまだ検討中で発表することはできないが、今年のジロとツールでの自身のパフォーマンスには好感触なようで、あと数年は春から夏までは今年のような「リズム」で過ごしたいと語る。ただジロに出るかどうかは明らかにしていない。

来年は今年よりもさらに進化するのだろうか。もしそうなればプロトン内部から「もうやめて！プロトンのライフはゼロよ！」と叫び声が聞こえてきそうだ。