来年からフィリッポ・ガンナはロードレースに専念。トラック世界選手権やワールドカップには出場しないと明言
フィリッポ・ガンナは来年からロードレースに専念へ
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イネオス・グレナディアーズが誇るイタリア人タイムトライアルスペシャリストのフィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna)。
彼はこれまでロードレースとトラック競技という二足のわらじでシーズンを過ごしてきた。実際に東京五輪やパリ五輪にはトラック競技のイタリア代表としても参加していた。
そんな彼は来年からはロードレースに専念すると話す。
彼にとってもはやトラックの世界選手権やワールドカップに参加することは重要度が低くなったという判断だ。ただしだらかといってトラック競技を完全に辞めるのではなく、ロードレースのトレーニングの一環としてロードレースでは得られない大きな負荷をかけたトレーニングのためにトラックで走ることはあり得るとのこと。
今年のフィリッポ・ガンナは上述のパリ五輪でロードレースの個人TTでレムコ・エヴェネプールについで銀メダルを、そしてトラックのチームパシュートでは銅メダルを獲得した。
またジロ・デ・イタリアでは第7ステージの個人TTでタデイ・ポガチャルについで2位、第14ステージの個人TTではポガチャルを下しステージ優勝を挙げた。
そして世界選手権個人TTでもレムコ・エヴェネプールに次ぐ2位。
このように狙ったレースで全て優勝というわけではないが、しっかりと表彰台に入る結果を残した。
来年は体重が90kgを超えないよう(冗談めかして)調整し、最近のシーズンよりもより良い状態でレースをし、そして勝利を目指すと話す。