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先日の記事「突然Lotto Dstnyのマキシム・ファン・ヒルスが契約を解除で移籍か」で紹介したように、Lotto Dstnyで走る若きエースの一人、マキシム・ファン・ヒルスがいきなりチーム側に契約解除の通知をつきつけた。25歳の有望な若手ファン・ヒルスの突然の行動に移籍市場も驚いたことだろう。チーム事情はあるだろうが、どのチームもほしい選手の一人なのではないか。
そんなファン・ヒルスに魅力的なオファーを出しているのはどうやらアスタナとレッドブルらしい。
とはいうもののまだ現在、ファン・ヒルスはLotto Dstny側と話し合いを重ねている段階のようだ。ファン・ヒルス側が言うには「両者の話し合いはかなりポジティブ」とのこと。決して激しい口論だったり非難の応酬といったものではないようだ。
そしてその彼を手に入れようとしているのがアスタナとレッドブルらしい。
アスタナはこれまで財政的に不安的なチームだったが、来年からは中国のメジャーなカーボン企業XDSをスポンサーに迎え同社から大きな投資が予定されている。
(参考:カザフスタンと中国、「黄金の30年」に向けて経済協力を強化)
そのためチーム予算もUAEなどのトップに近いレベルにまで一気に増大するもよう。そのため、今年の移籍市場でも積極的な補強を続けてきた。もちろんそうしないとUCIポイントが稼げず、2026年からProTeamへ降格となる可能性が高いからだ。
レッドブルとアスタナのどちらにいってもマキシム・ファン・ヒルスはクラシックでエースを務める可能性がある。
そしてアスタナにいけばツール・ド・フランスにも出場し、ステージ優勝を積極的に狙うか。しかしレッドブルの場合はツール・ド・フランスに出場できるかは微妙なところだろうか。やはりプリモシュ・ログリッチのためのグランツール山岳アシストを充実させるはずだからだ。クラシックのみならず、グランツール出場の保証があるかないか。そのへんも移籍の契約の成否に関係してくるのではないだろうか。