【枠拡大！】ツール・ド・フランスのワイルドカード枠が発表。チューダー・プロサイクリングチームが初出場へ

今年の2025ツール・ド・フランスのワイルドカード枠を含む全出場チームが発表された。最大の関心は、純粋なワイルドカード枠が1つ増加したことだ。まずツール・ド・フランス公式発表をみてほしい。

ワイルドカード枠が拡大された2025ツール・ド・フランスのワイルドカードチーム

1. Lotto
2. Israel-PremierTech
3. Tudor Pro Cycling Team
4. TotalEnergies
5. Uno-X Mobility

LottoとIsrael-PremierTechは言うまでもなくProTeamランキングでそれぞれ1位と2位なので自動的に招待されるため、純粋なワイルドカード枠は3つとなる。昨年までグランツールでは全22チームが出場となっていたが、今年は5つに増えた。

この枠増加は少し前から話題となり、UCIで検討されていたことはこのブログでも伝えてきた通りだ。次の記事などを見てほしい。

• グランツールのワイルドカード枠が拡大か？
• UCIの評議会がツールのワイルドカード枠増加とギア比制限テストの案を可決

UCIの評議会は上の過去記事のとおりワイルドカード枠増加案を決議していたが、その上部組織であるマネージメント委員会での賛成が正式発効には必要だった。そして今回のツールの発表により同委員会によって承認され、UCIが正式にワイルドカード枠増加を認めた。UCIからの正式発表は下のリンクだ。

UCI公式：The number of teams participating in the men’s Grand Tours increased to 23 by the UCI Management Committee

注目はスイス人の宇宙人レジェンドのファビアン・カンチェラーラがオーナーのチューダー・プロサイクリングチームがワイルドカード枠として選ばれたことで、同チームはついに念願のツール初出場となる。もちろんジュリアン・アラフィリップやマルク・ヒルシが出場する可能性が高い。

ジロのワイルドカード枠はどうなる？

さてここで問題となるのが、これまで遅れに遅れている今年のジロ・デ・イタリアのワイルドカード枠の発表だ。（関連記事「なぜジロ出場チーム発表が遅れているのか？ジロとブエルタのワイルドカード増加ほぼ確定なのか？」）

今回ツールについての発表がなされたのでおそらくすぐにジロについても発表されるはずだ。