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Rapha






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ロードバイクのチェーン掃除には「遅乾性」のパーツクリーナーがおすすめ。その理由とおすすめのパーツクリーナーの紹介
先日新しいパーツクリーナーを購入した。それがAZの「超強力 パーツクリーナー NAVY 840ml 遅乾性・低臭タイプ Y019」(Amazon)というもの。
ポイントは乾くのが遅いという点だ。ロードバイクやクロスバイクの初心者は、「速乾性」のパーツクリーナーを最初に購入して使うことが多いと思うが、実は遅乾性のもののほうが便利だったりする。
目次
速乾性のパーツクリーナーの場合は、チェーンを掃除している間にすぐに噴射した液が揮発してしまい、またスプレーしなおすこととなる。でもチェーンを磨いているとまたすぐに乾くので何度も吹きかけ直すこととなる。パーツクリーナーの使用量が増えるし、チェーンの中の中にまでしっかりと液が浸透して内部の汚れを落としているのかも怪しい。
一方で遅乾性のパーツクリーナーの場合は、スプレーした後に2~3分ほど置く時間が必要となる(その間に汚れが浮き出る)が、その分じわじわと内部にしっかりと浸透しやすく、掃除の効果があがるというメリットがある。
またチェーンを磨いている間でも液が揮発することがないため、一度スプレーしてしまえば掃除中ずっとその効果が続き、吹きかけ直す必要があまりない。つまり使用量を減らせることもメリットである。
そこで日常的なチェーン掃除でも遅乾性パーツクリーナーのほうがおすすめだ。
🐷が普段使う遅乾性パーツクリーナーは大阪が誇る(?)ケミカル企業AZ(エーゼット)の「超強力 パーツクリーナー NAVY 840ml 遅乾性・低臭タイプ Y019」(Amazon)だ。

この商品のお気に入りの点としてスプレーする部分の構造が良く出来ていることがある。下の画像をみて欲しい。


このように折りたたみが可能になっている。

通常のよくある構造のスプレーだと上の画像のように乱雑に放り込んで収納した場合に、スプレー口につけたスプレーノズルが破損したり、そもそも外れてなくなったりすることが多い。
だが折り畳めればそうした可能性も少なくなり、収納がしやすいということだ。
金属部品は当然として、ゴム・プラスチックにも使える。つまりブレーキ部分の掃除にも使える。リムブレーキのゴム部分についても拭き取ればいいだけだ。
そして上述のように遅乾性のため速乾性よりも油を溶解させる力が強く、また一回の噴射でしっかり時間をかけてチェーンを磨けるため、チェーンをより効果的に掃除できる。
個人的にはあまり気になることではないが人によっては気になるであろう点が2つ。1つは匂い。速乾性よりも遅乾性のほうが匂いが残りやすい。部屋に充満しやすい。そのため匂いに敏感な人は換気をしっかりした上で使ったほうがいいだろう。
そしてもう1つは時間。この製品も最初に吹き付けたあと汚れを浮かせるために3分ほど放置しておく時間が必要となる。また乾きにくいため、ササっと手早く掃除というわけにはいかない。
気になる部分だけを簡単にちょっとだけ掃除したいというときには、速乾性のほうが時間がかからず良いかもしれない。
個人的な使い方は、まずこれを吹きかけて3分ほど放置、その後100均ショップで買った安いブラシでごしごしチェーンをこすり、最後に「速乾性」のパーツクリーナーをチェーンに吹きかけウェスでチェーンを拭き取っていくというものだ。(使っているウェス・布については過去記事【ロードバイクのチェーン掃除におすすめの不織布「Ultra Tough Wipe」】で紹介している)
遅乾性のものは液が残りやすいので、速乾性のものを使って残存した液を拭き取るという感じだ。これですっきり。