今後B&Bの選手が移籍できるチームの候補は？

現行のProTeamのB&B Hotels – KTMが来年度のチームづくりに失敗。メインスポンサーとの話がまとまらなかったからだ。そしてProTeamとしては消滅することは昨日も伝えた。

この現実を受けて同チームと来年度に向けた契約していた選手や契約が残っている選手はみんな移籍先を見つけなければならない。

しかしワールドツアーチームとProTeamは最大選手保有数が30人までと決まっており、しかもそのうち2名は必ず新人プロ（ネオプロ）でなければならない。そういうルールとなっている。

それではワールドツアーチームの中で、まだその30人まで空きがあるチームはどこなのか？

ワールドツアーチームに選手枠の空きはあるのか？

ひとまず新人プロ枠の2枠を考慮しないで、単純に30人枠が埋まっていないという条件だけでまだ空きがあるということを考えると、現時点（12/07）では次のようになる。

これら空きのあるチームも、もともとB&Bが消滅したとき用にあけているわけではないだろうと思う。契約交渉でそういう話になっている可能性もなくはないだろうが、普通はないと思う。チームの経費削減という意味でも不要な選手増員というのは避けたいのではないか。

また先日紹介したドメニコロ・ポッツォヴィーヴォのように、単に所属チームとまだ残留交渉中という場合もあるだろう。さらに上述のようにネオプロ枠という制限もある。したがって上述の枠の空き具合が必ずしもB&Bの選手らにとって希望の光となるわけではない。

B&BをProTeamとしては消滅することが決まったが、それを率いるマネージャーのジェローム・ピノーとしては次の3つ４つ（追記した）の可能性が残されている。

コンチネンタルチームはUCIに所属しているが、そのチームライセンス付与・許可はUCIの管轄ではなく、各国の自転車連盟の権限・仕事であるため、フランス自転車連盟からライセンスを貰えればコンチネンタルチームとしてチームの活動を継続可能だ。

さて選手の移籍も含めて果たしてどうなるか。