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オイエル・ラスカノに続きバイオロジカル・パスポート異常値でポルトガル人のアントーニオ・カルヴァリョにも暫定的出場停止処分
先日、Red Bull-BORA-hansgroheで走っていたスペイン人オイエル・ラスカノ(Oier Lazkano)がUCIからバイオロジカル・パスポートの異常値検出を理由に暫定的な出場禁止処分を課されたことを紹介した。次の記事がそれだ。
そして今回UCIは再び、バイオロジカル・パスポートの異常値を理由としてポルトガル人選手アントーニオ・カルヴァリョ(António Carvalho)にも暫定的な出場禁止処分を課したことを発表した。
UCI公式:UCI statement on António Carvalho Ferreira
アントーニオ・カルヴァリョは36歳のベテランポルトガル人選手で、これまでワールドチームで走っていた経歴はなく、ずっとコンチネンタルチームかプロコンチネンタルチームで走ってきた選手だ。今年もポルトガルのチームFEIRENSE – BEECELERで走っていた。
しかし地元のボルタ・ア・ポルトガルではステージ優勝を3度挙げたり、総合表彰台に数回上がるなどの戦績を持つ。またポルトガル選手権も個人TTとロードレース双方でポディウムに立ったこともある。
上述のように先日はオイエル・ラスカノが同様の処分を受けたわけだが、実はその前にはProTeamのUnibet Tietema Rockets所属のジョバンニ・カルボーニ(Giovanni Carboni)も不可解なバイオロジカル・パスポート異常値で暫定的な出場禁止処分を受けている。
さらにラスカノの後には、アンチ・ドーピングルール上の義務の1つである所在報告義務を怠ったとして、ワールドチームのMovistarで走ったこともあるヴィニーシウス・ハンジェウにも20ヶ月(2025/8/27~2027/4/26まで)の出場禁止処分が下されていた。
このように最近はUCIからのドーピング関連での制裁が続いている。これからもその数が増えるようならば再びドーピングが大問題となる可能性がある。