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Rapha








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フェルナンド・ガビリアがUnibet Tietema Rocketsに移籍する可能性。またクレマン・ヴァントゥリーニもUnibet Tietema Rocketsか?
10/31日時点で来年度契約がない選手の一部について特に有名選手を中心に「新城、留目、フルーム、カラパスなど現時点で来年度の契約がない・未発表の選手の一部のリスト」で紹介した。
また今年の移籍市場の過酷さについては、記事【今年は史上最悪。ベルギーメディア「ワールドチームの残席は10程度】で紹介した。
そんなひどい今シーズンの移籍市場で積極的な補強を進めているチームとして注目されているのがUnibet Tietema Rockets(来年からUnibet Rose Rockets)だ。同チームはツール・ド・フランス出場(ワイルドカード枠)が目標だとしており、それを果たすためにもUCIポイントを多く獲得したいからだ。
これまでにもワウト・プルス、エディ・ダンバー、ディラン・フルーネウェーヘンなどの移籍が明らかにされてきた。
そんなUnibet Tietema Rocketsが、フルーネウェーヘンに続くスプリンターとしてさらにフェルナンド・ガビリアにも興味を持っているらしい。
情報源:Has Unibet got the perfect formula? French team could sign two more World Tour sprinters
フェルナンド・ガビリアは現在31歳のコロンビア人スプリンター。2023年から今年までMovistarで走っていて、その前はUAE Team Emirates。さらにその前はQuickStep。
そのQuickStep時代にはツール・ド・フランスに初出場し、ステージ2勝をあげた。またこれまでにジロ・デ・イタリアにも7回出場しステージ5勝。ブエルタ・ア・エスパーニャではまだステージ優勝がない。
UAEはタデイ・ポガチャルのためのチームであったため、なかなかグランツールなど大舞台で活躍する機会はなかった。そしてその機会を求めてMovistarに移籍するもその3年間であまり目立った結果は残せておらず、契約も今年いっぱいまでで、新しい契約の話はない。
だがイタリア人ジャーナリストのBeppe Contiがイタリアの国営メディアRai Sportで語ったところによると、どうやら3つのチームがガビリアに興味を持っているらしい。その3つとは、Cofidis、Caja Rural – Seguros RGA、そしてUnibet Tietema Rocketsだ。どれもProTeam(Cofidisは来年から降格となる)だ。
ただUnibet Tietema Rocketsにはディラン・フルーネウェーヘンがいる。ガビリアにとってエーススプリターの座を争うライバルになる。彼がその点をどう考えるか、あるいはチーム側がどのように二人の使い分けを考えているのかを上手く説明できるかが、契約のポイントとなるか。
加えて海外メディアでは上のガビリア以外にも、今年Arkéa–B&B Hotelsで走っていたクレマン・ヴァントゥリーニもUnibet Tietema Rocketsに移籍するのではないかと報道されている。
クレマン・ヴァントゥリーニは32歳のフランス人でArkéa–B&B Hotelsの消滅によって憂き目にあった選手の一人だ。パンチ力のあるパンチャー?アタッカー?という感じの脚質だが、Unibet Tietema Rocketsはそんな彼のもうひとつの側面に注目していると言われている。
それは彼がフランスの中で最高峰クラスのシクロクロスの選手でもあることだ。
この過去記事も書いたが、2027年から?UCIのロードレースのポイントにシクロクロスで稼いだポイントも含まれるようになる。
ワールドツアーなどのメジャーレースで多くのポイントを稼ぐことが期待できない小さなチームにとっては、このシクロクロスでのポイントが重要となる可能性があるのだ。そのためシクロクロスでもポイントを稼げる選手が欲しいというわけだ。