ピーター・サガンとBoraが、ツール失格処分について法廷闘争へ
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今年のツール・ド・フランスもまぁ序盤からいろいろあったけど、その中でも世界中でホットな話題を提供したのが第4ステージ。
ゴール前スプリントの際にピーター・サガンとカヴェンディッシュが衝突し、カヴェンディッシュは骨折し、一方でサガンは失格処分になったという事件。覚えとるかな?
この映像よ。
この処分にサガンとチームBora側が不満を抱き、この事件後に法廷闘争に持ち込むことを示唆してた。実はその前に、第4ステージ直後にはCASに対してツール審判団の判断を否定させ、サガンをツールに戻させるよう一時的な申し立てをしてたけど、この時のCASはツール審判団の判断を支持。サガン側の不服は認められず、サガンはツールに戻れへんかった。サガン側は、「カヴェンディッシュ側の言い分ばかり聞きやがってからに、ワシらの言うことロクに聞きもしないでなんちゅーことしてくれたんや。不公平やんけ!」と激おこ。
そして今、サガン側はスポーツ仲裁裁判所( the Court of Arbitration for Sport、通称CAS)に、UCIに対して本格的に訴訟するために提訴。ツール第4ステージ直後のCASに対する申し立ては一時的なもの。まぁ日本語でいうたら世間でいうところの仮処分みたいなもんよ。今回はほんまもんの訴訟。そしてCASはこの件について、とりあえずサガン側の言い分を聞くための聴聞を開くもよう。日時と場所は12月6日に、スイスのLausanne。サガン本人も行くんかな?代理人だけ?
サガン側としたら言いたいことは次の3つ。
- サガンに過失はない。サガンからカヴェンディッシュの動きは全く見えてなかった。
- ツール審判団によるルールの適用とそれに至る手続き、そして判断内容がおかしい。
- サガンがいなくなったことで、チームはだいぶ経済的に損したやんけ。どないしてくれんのこれ。あぁん?(ヤクザ風に)
もちろん被告となるツール側は全面対決の姿勢。ま、そらそうやね。
もしCASで今回のこの件についてサガン側の言い分が認められれば、いつその判決?決定?が下されるんかわからんけど、それ以降のレースでは、大混乱と熱狂が支配するゴール前スプリントでのアクシデントについて、ルールの適用のされ方が変わるかもしれへんね。そういう意味ではスプリンターやそれを擁するチームには重要な訴訟になる可能性があるね。
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)