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【モータードーピング疑惑】カンチェラーラ側が例の本の販売停止と回収を要求

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元プロ選手でガーミン・シャープやキャノンデールに所属してたPhil Gaimonが、なんの証拠もなしに突然カンチェラーラのモータードーピング疑惑をその著書で主張し、久しぶりにその疑惑を再燃させて絶賛炎上中。

そんな状況の中、カンチェラーラ側がアクション開始。本の出版・販売停止、そして回収を要求しとる。

 

【関連する過去記事】

カンチェラーラのモータードーピング問題が再燃。キャノンデールの元プロ選手が自著において、カンチェラーラの疑惑を肯定し炎上中。

UCIがカンチェラーラのモーター疑惑を調査へ。

 

情報源記事:Fabian Cancellara’s lawyers demand recall of Phil Gaimon’s book and apology over motor doping claims




 

情報源記事によると、ベルギーの新聞Het Nieuwsbladがそのように報道しているもよう。その報道ではカンチェラーラの代理人Armin Meier が、本の即座の販売停止と回収、さらに謝罪を要求するとのこと。盛り上がってきたブヒね。

 

ワシはこの件が盛り上がることはエエことやと思うで。疑惑は世間が盛り上がらないと真偽不明のまま歴史に埋もれるだけやしね。盛り上がれば調査もしっかりされる可能性が高い。イタリアの最高裁が最近、同国の悲劇の英雄パンターニの死因について判断を下したようにね。もちろん今回の疑惑はしっかり調査しても結局なんもわからへんままという結末もあり得るけどね。それに今後のモータードーピング検査の充実・進歩をもたらす効果もあるからね。

 

ただし、外国でようあるけどなんかの事件が盛り上がれば盛り上がるほど、売名行為というか、赤の他人で本来関係のないアホが関係者ヅラぶって、事情通ぶってメディアに登場し、話をややこしくさせるのも日常茶飯事。バカばっか。そういう点では、盛り上がるのもデメリット。

 



 

ま、盛り上がりはメリット・デメリットあるけど、UCIがひとまず「表向きは、建前上は」ちゃんと調査する方向らしいから、あとはその調査待ち。

 

ちなみに現在プロチームのクイックステップでメカニックをやっているRune Kristensenおじさんは、かつて2010年にカンチェラーラの専属メカニックであるRoger Theelおじさんといっしょにカンチェラーラのメカニックとして、カンチェラーラ用バイクをいじってた。

 

そのRuneおじさんが言うには、「アホかいな。隠しモーターとかやってたらワシがすぐ見つけとるわ。バカバカしい。だいたい他の選手のバイクと同じように扱ってたちゅーねん」と言うてる。

 

せやけどあれやね、Phil Gamonとその出版社はどうするんかね?Phil自身がある人間から聞いたレベルの話と、1つの特定のアングルからの映像という2つの情報だけで今回の疑惑を本に記載してるわけやけど。

 

たとえ訴訟大国のアメリカでも、最近の出版社は中身をノーチェックなのか?編集は何を考えたんや?やっぱり売名行為、本の炎上商法目的か?「スイス人(アメリカ国外)やから、へーきへーき」の精神か?大物を狙うんやったら、それなりの証拠は必要やろうに。あるいは、UCIと世間を動かせれば成功という考えかいな。

 

で、今回のカンチェラーラ側の要求にビビって販売停止&回収したら、これもう恥さらしやろ。ま、「建前上は」表現の自由が尊重される自由なUSAやから、法廷闘争に持ち込めば作者側に有利な判決になるんかもしれへんけど。
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)

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