表彰台についてファン・アールトとUCIがバトル。知られざる表彰台のルールとは?
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昨日行われたシクロクロスワールドカップシリーズの1つ、Telenet UCI Cyclocross World Cup Namur。
優勝したのは王様Mathieu van der Poel(以下MVDP)、そして2位にWout van Aert(以下WVA)。
しかし、表彰台でのセレモニーについて、WVAがUCIにブチ切れ。一体何があったのか?
情報源:Van Aert apologises after cyclo-cross podium clock protest
表彰台でUCIとWVAの神経戦
3 things to know about the LOOK X-TRACK pedal:
— Look Cycle (@lookcycle) 2018年12月8日
1️⃣ – It is «ready-to-ride», with your SPD cleats.
2️⃣ – It has the best power-to-weight ratio of the market
3️⃣ – It is @WoutvanAert 's choice.
More info: https://t.co/TmPvoEW9TN#LOOKAHEAD #NewXperience pic.twitter.com/pK0yy8QqoB
上述UCI Cyclocross World Cup Namur戦でWVAは、UCIとMVDPを敵にまわした。
何があったかというと、最近はみんなレース後はすぐにウォームダウンのためにローラー台に乗るやん?で、WVAもそれをやったんよ。
ところが、UCIの規則においては、「表彰台セレモニーは、3位の選手がゴールしてから10分以内に行わなアカン」という規定があるんよ。
WVAは最近ずっとそれを無視して、ローラー回してたわけ。表彰台よりもウォームダウンを優先してたわけ。おかげで表彰台セレモニーの開始が遅れることが増えてた。
こんなWVAの身勝手な行動について、優勝した王者MVDPとしても、
「なんで優勝したワシが、2位にすぎひんWVAを表彰台で待たなアカンねん」
と不満を述べてた。
これはもっともやね。2位は優勝者をちゃんとリスペクトせなアカンからね。WVAが逆の立場なら一体どう思うのか?
で、UCIがそういったWVAの態度にブチギレて対抗策を実行に移した。
何をしたかというと、WVA陣営のテントに時計(タイマー)をプレゼント。10分に設定して、そこからカウントダウンが始まるんよ。ちゃんとWVAに見やすいよう、大き目の液晶を持った視認性に優れたやつ。そのタイマーを、Namur戦に用意したわけ。
すると WVAがこれにブチギレ。 Namurでのレース後に 、
「学校に遅刻しそうに急ぐ小学生のガキじゃねーんだぞ」
「くだらねぇもんを用意してる暇あるなら、UCIはもっとやるべきことあるやろ。おまえらどんだけ暇やねん」
みたいな内容のことを言って、UCIを批判。
I want to apologize to the @UCI_CX for my comments yesterday after the race about the new timing system before the ceremony. I do agree with the clock because it’s clear for everyone. Now let’s analyze yesterday and pick a realistic timing. Merry Xmas and see you all in Zolder!
— Wout van Aert (@WoutvanAert) 2018年12月24日
しかし、そんなNamur戦から1日経って冷静になったのか、WVAは謝罪コメントを発表。それが上のTwitter。次からは表彰台に遅れないようにしますとのこと。うーん、ダサい。