Enter your email address below and subscribe to our newsletter

Trek社がバイクのボトムブラケットにT47規格を正式に導入。独自規格のT47か?

Trek社が導入した新BB規格のT47について

Share your love



情報源:Trek confirms use of T47 threaded bottom brackets — but with a twist




以前このブログで、乱立するボトムブラケット(BB)規格と、Trek社がその製品群のBBにT47を導入するかもしれないという記事を書いたのを覚えてるかな?


https://bikenewsmag.com/2019/05/04/trek-could-introduce-t47-bottom-bracket-to-products/



で、実際にこの記事ネタ通りにTrekは最新バイクでT47を導入した。今回はそのTrek社が導入したT47について。




最新シクロクロスバイクCrockettにて、T47を導入



そしてこの記事通りに、Trek社は同社最新シクロクロスバイクのCrockettにて、T47をそのBBに導入した。実際に、Trek社のWEBサイトを見てもらうとわかる。

Trek(日本公式):Crockett

同バイクのスペック表にはこのように記載がある。矢印のとこに着目。

2020年モデルTrek シクロクロスバイク Crockett
© Trek Bicycle Corporation 2019



ちゃんと、T47という文字があるやろ?





Trek社のT47は、通常のT47とは異なる?



実はTrek社が導入したT47は、他社(特に金属系フレームビルダーたち)が導入している「通常のT47」とは若干異なる仕様になっている。

バイクの剛性を上げられるという宣伝文句の、PF86などPF(プレスフィット)系列のBBでは、各製品自体の精度、それを埋め込むフレームの精度、または両者の相性などが原因でかなりの数のユーザーが、異音に悩まされてきた。最近はどうなのかしらんけど。

その悩みを解消するために生まれてきたのがT47。推進するメーカーはクリキンことChris King。

PF86は、BBカップがフレームの奥深くに行き過ぎないように、紙みたいに薄いフランジを使う。

一方、通常のT47はそれよりもさらに薄い、極薄のアルミのパーツを使っている。これがTrekにとってのネックとなっていた。というのも、あまりにも薄いゆえに、大量生産に向かないパーツやから。

そこで、Trekは通常のT47を使うクリキンなどとは異なるメーカー、Praxis Cyclesと提携し、「いわば独自のT47」を採用することにした。

このTrek社のT47は、上記のような通常のT47で使われる極薄のパーツよりも、0.5mmほど分厚いそれを使う。

0.5mmって、「そんなもん誤差やんけ」とワシみたいな素人は思ってしまうけど、製造現場のプロからしたら、もう全然違うレベルなんやろね。

この0.5mm分の厚さの増加ゆえに、Trekは、BBシェルを全体として86.5mmから85.5mmという幅へ小さく変更した。

ただ、そういうサイズ変更以外は既存の普及しているT47とほぼ同じ。よって、Trekの「独自規格」というほどでもないし、ただし、既存のものと全く同じというわけでもない。

TrekのT47はそんな微妙な調整がなされた規格となっている。ま、詳しいことは、そのうちTrekのカタログか、Trekストアのスタッフがなんか説明してくれるやろ。


ShimanoやSRAMのクランクが使えるのか?


Trek社のロードバイク部門のブランドマネージャーの話では、ShimanoのクランクもSRAMのクランクも、既存のT47はもちろん、このTrekのT47にも対応するやろうとのこと。


既存のT47(86.5mmシェル)との互換性



86.5mmシェルを使う既存のT47採用のフレームでは、Trekの85.5mmのT47カップは使えない。

しかし逆に、後者のフレームでは、前者シェルを使うことが可能となっている。

Împărtășește-ți dragostea
piginwired
piginwired
Articole: 6494

Lasă un răspuns

Adresa ta de email nu va fi publicată. Câmpurile obligatorii sunt marcate cu *

Acest site folosește Akismet pentru a reduce spamul. Află cum sunt procesate datele comentariilor tale.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!