ポガチャルのせいでもうめちゃくちゃ。2024ジロ・デ・イタリア第3ステージの結果とハイライト動画

2024ジロ・デ・イタリアは今夜が第3ステージ。初日と2日目と連続して登れるパンチャー向けのステージだったが、ようやく3日目はピュアスプリンターのためのステージだ。

だがそんなスプリンターたちの思惑を狂わせた選手がいた。そう、タデイ・ポガチャルだ。

第3ステージのコース

破壊神ポガチャル

まず今日のポガチャルはゴール前22kmあたりの中間スプリントポイントでボーナスタイムをゲットするべく動いた。

ライバル勢はポガチャルに余計なポイント貯金をさせないためにも、なんとかしてポイント獲得をつぶしたいが、動いたのは（動けたのは？）イネオスだけ。

イネオスはエースのゲラント・トーマスではなく、アシストのベン・スウィフトを使いポガチャルの1位通過をなんとか妨害することに成功。だがポガチャルは2位通過によりボーナスタイムを2秒獲得。3位のゲラント・トーマスは1秒獲得。

そして今日はこのままスプリンターたちのバトルに進むだろうと誰もが思っていたはず。そんな彼らをとんでもないサプライズが襲った。

この日最大のポイントとなったのはゴール前3kmに登場した名もなきちょっとした登り。特に斜度がきついわけでも距離がながいわけでもない。スプリンターが遅れるような登りでもない。

その登りをイネオスのテイメン・アレンスマンを先頭に越えようとしていた矢先、プロトンからチームEFのミッケル・フレーリク・ホノレ（Mikkel Honoré）が単独でアタック！

チームEFには強力なスプリンターがいないため、意表をついたロングアタックで勝負を狙いにきた形だ。ところがなぜかその動きにタデイ・ポガチャルがすぐに反応！

🐷「ホノレは総合優勝狙える選手じゃないのに、ポガチャルなんで反応？まさか今日も優勝狙いにくるのか？」

ポガチャルが動いたならば他の総合勢も動かないとまずい。だがポガチャルのまさかのこの動きに反応したのはゲラント・トーマスのみ！

途中でホノレが脱落し、先頭はポガチャルとGの二人に。Gもまさか今日こんな走りをするハメになるとは思いもしなかっただろう。

Gはハナからスプリンター相手にステージ優勝しようという考えは毛頭なかったのだろう。ポガチャルとローテーションはせずにポガチャルがずっと前を引く形でどんどんゴールに近づいてくる。後方のプロトンはスプリンターチームが大慌てになっていたのではないか。

ポガチャルは二日連続で総合ライバル勢の思惑を破壊してきたが、まさか平坦ステージでもスプリンターの思惑を破壊しようとするとは･･･破壊神ポガチャル恐ろしすぎ、面白すぎ。

🐷「今年のジロは、ポガチャルのせいでめちゃくちゃやんけ」

そんな破壊神ポガチャル vs スプリンター勢の結末はこちらの動画で。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

総合トップ10

各賞1位