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なぜロードバイクで摂食障害が急増しているのか?

ロードバイクで摂食障害が急増中

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情報源:Eating disorders in cycling a serious problem, dietician says

栄養士として何度も五輪代表チームで仕事をしてきたRenee McGregorという先生が、ロードバイク界に急増する摂食障害について毛警告を発している。なんでも先生が観測した症例数(特に♂)が5倍に増えてるとか。

McGregor先生は次のように述べる。

‘I don’t think enough coaches and sporting teams and sporting bodies have the information and the education they need, so when that line is crossed, it’s often crossed at the expense of the athlete.’



訳「コーチやチームスタッフ、そしてそもそも各種団体そのものが栄養と食事について十分な情報や必要な教育を受けてないと考えてるんよ。その結果、パフォーマンスにとって最適な栄養レベルが無視されるんや、そして多くの場合アスリートの心身が壊れるんよ」

McGregor先生は、摂食障害が急増した背景には、SNSの普及があると考えている。すなわち、SNSによる自己承認欲求の肥大化と、自分よりすごい結果を出している他者の存在・情報を把握することの容易化という2つの要素が、適切な食事と栄養を無視した過度の減量につながっていると述べる。「強く・速くなるためにはもっと痩せなきゃ…もっと痩せなきゃ・・・あいつらに負けたくない。もっと上を目指すんや…」という心理が、SNSの普及によって大きくなっているということやね。

実際の症例として、ある青年の話が紹介されている。その青年は14歳で45㎏しかなかったらしい。当時は減量に狂っていたという。性当時、彼は朝のトレーニングライドに行く前に、小さなお茶碗に少しのオートミール(おかゆみたいなもの)しか食べていなかった。またはバナナ1本とか。せいぜい400キロカロリー程度。そして帰宅後は昼食も食べずに睡眠。というのも疲れ果てて食べる気も起らなかったから。疲れ切って空腹すら感じないレベル。ヤバイ。

彼は、人から「お、調子よさそうやん」と言われると、「ワシは太っているのか?もっと痩せなきゃ(絶望)」と感じるようになっていた。逆に、人から「どっか調子悪いんか?」と心配されると、「減量の効果が出てるのか!すばらしい!(歓喜)」と感じるまでになっていた。ヤバすぎる。

摂食障害はツール・ド・フランスに出場するレベルのトッププロ選手の中にも多いと言われている。みんなは大丈夫かな?

ん?ワシ?ワシは大丈夫やで!(もっと痩せろという批判はガン無視ブヒ)



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