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コース危なすぎ!選手が不満の声。ツール・ド・ワロニー第2ステージ

グレッグ・ファン・アーヴェルマートも被害。選手らがコースの危険性に苦情

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ここ最近のレースは危険なコースが多すぎる。選手らからそのような抗議の声が上がっている。

ストラーデ・ビアンケによってワールドツアーが無事に再開されたが、その後のレース、ツール・デ・ポローニュ(Tour de Pologne)、クリテリウム・ドーフィネ(Critérium du Dauphiné)そしてイル・ロンバルディア(Il Lombardia)の3つ全てで、コース設定の危険性やレースのための環境整備が杜撰だと選手らが指摘し、不満の声を上げていた。

そして昨日、ベルギーのワロンヌ地方で行われているステージレース、ツール・ド・ワロニー( Tour de Wallonie)の第2ステージでも、コース整備がおざなりだったため、その犠牲者が出た。その選手は、チームCCCのグレッグ・ファン・アーヴェルマート(Greg Van Avermaet)。

何が危険だったのか?

ツール・ド・ワロニーの第2ステージで何が危険だったのかといえば、次のTwitterを見てほしい。

これはDeceuninck-QuickStepのイルヨ・カイセ(Iljo Keisse)が投稿した実際のコースの状況である。見ての通り、でかい穴だらけ。

個人で走るならばいくらでも避けようがあるが、欧米のプロの速度でしかも集団でこの道を走る場合、まず安全に回避するのは困難であろう。チームカーや審判カーから事前に情報は行っていたとは思うが、それでも突如として現れるこういった大きな穴を十分に回避するのは難しいであろう。

そしてこの穴にヒットしたのが、グレッグ・ファン・アーヴェルマートだった。

バイクはぶっ壊れたようだが、幸いにも本人は大きな怪我なく無事。レース後の本人Twitterでは、「いやー健康的な食べ物はホント大好き。だからこんな間近に野菜を見れてハッピー・・・なわけやないやろ!」みたいなことを書いている。

ゴール前500メートルも危険

上のイルヨ・カイセのチームメイト、ミカエル・メルケフ(Michael Morkov)やフロリアン・セネシャル(Florian Sénéchal)、そしてチームIneosのルーク・ロウ(Luke Rowe)もまた第2ステージのコースの危険性に苦情を連ねる。

というのも、ゴール前までは、フェンスのない開かれた道路だったにもかかわらず、ゴール前500メートルに入ると突如として左右にフェンスが登場。それに囲まれて、コースが狭くなっていた。このような突然の走行コースの変更は危険。フェンスを並べるなら、もっと手前から並べて、少しずつコースを狭めるようにしないと危ない。特に超高速でゴール前に飛び込み、集団スプリントによるゴールが想定されているならばなおさらである。

またそのステージ当日にいきなり設置された「駐車禁止」のポールもコース上に存在しており、非常に邪魔だったとのこと。選手からすれば「余計なものをレース当日に置くな」である。

選手にとっても超重要なツール・ド・フランス前である。参戦予定の選手らが余計なリスクを負うことなく、万全の状態でツールに向かえるようしてもらいたいものである。

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