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サッカーとドーピング

【トップ10】2020年の各スポーツ界のドーピング違反数ランキング

2020年度における各スポーツごとのドーピングの違反件数のランキング

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ロードレースのプロチームによるアンチ・ドーピング組織であるMovement for Credible Cycling(以下MPCC)が、今年のドーピング事件数を公開している。

コロナ禍で世界中の検査数が減少も現実は・・・

今年は新コロナにより、そもそもいろんなスポーツにおいて試合や大会が中止になったり、世界中を自由に移動できなかったりと、ドーピング検査のための行動も制限されてしまった。実際、 CADF (Cycling Anti-Doping Foundation)によると、ロックダウン期間中で検査ができたのは前年比で90%減と報告されている。つまり、同期間中は例年の1割程度しか検査が実施されていなかったことになる。

それならば、当然発覚するドーピング違反または不正行為の件数も減るはずである。

各スポーツ界ドーピング&不正ランキング、トップ10

今回発表されたデータの中から、ドーピングとその他の不正とを合算したランキングをまとめておく。各カッコ内の数字はドーピングだけの件数である。

順位 分野 違反件数
1陸上101(99)
2ウェイトリフティング39
3馬術20
4アメフト18
4ベースボール18
6総合格闘技(MMA)14
6自転車12
8テニス12(6)
9水泳12
10サッカー・フットボール12(5)

さて気になるのはまず、「今年も首位」の陸上界である

2018年も102件で首位。コロナなんて全く関係なくトップを死守する陸上界の闇は深い。選手の数が多いからだろうか。逆に言えばきちんと検査をしているということだろうか。

そして今年も謎なのが馬術である。乗り手ではなく、馬へのドーピングなのだろうか。馬術界も案外闇が深いのかもしれない。

ちなみに自転車競技については、2019年よりはかなり減っている。しかし、2019年は特にドーピング件数が多かっただけである。おそらく東京五輪への代表チーム選考があったからだと思われる。

2020年の自転車競技は、その急増加した2019年を除けば、ここ5年の数字とだいたい同じである。ドーピング検査数が減ったのにもかかわらず、コロナとは関係のない例年とあまり変わっていない。うーん・・・

なお、上のランキングを見てもらうとピンとくるように、アメリカで人気のスポーツが多いように思われる。実際、国別のランキングではアメリカが首位である。2位はロシア。3位にケニア(陸上か?)。

https://bikenewsmag.com/2018/08/22/seven-ridiculous-excuses-for-doping/
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