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いろいろトラブルが続いたジロだったが、今日は平和に終わったか?
今日は昨日とうって変わり、わりと平坦なステージ。一見するとただのスプリンターのためのステージに見えるのだが、実は最後の最後にとんでもない罠がはられている。それがこちら。
これがゴール前だが、見事に登りスプリントになっている。しかもその途中で最大斜度12%の坂が待ち受けている。ただ距離は短いのでスプリンターもパワーでこなせるはず。ただし、その激坂を超えても残り1kmずっと緩やかな登り基調なので、その坂で飛び出して逃げ切りというのも難しそう・・・さて一体どうなるか?
今日はちょっとした落車はあったものの、特に大きなトラブルはなかった。ほとんどのスプリンターたちも斜度12%の坂で生き残り、ゴール前スプリントへ。
ただしピーター・サガンがフェンス際でかなり危ないシーンがあった。それがこちら。
このような危ないシーンのあと、サガンもスプリントに加わろうとしたが、チェーンが外れたか、ペダル・シューズがおかしくなったのか、足元を確認するような仕草をしながらスプリントは諦めてしまった。
そんなサガンをおいてゴール前スプリントが始まる。その動画をどうぞ。
🤩 Rakip tanımıyor!
— Socrates (@SocratesDergi) May 14, 2021
🇦🇺 Giro d’Italia’nın yedinci etabını Caleb Ewan kazandı. Ünlü sprinter, 2021 İtalya Turu’ndaki ikinci zaferini almış oldu. #Giro pic.twitter.com/L9jT4dfjqy
スプリントを早がけして飛び出しのは、UAEのフェルナンド・ガビリア。ただゆるい登り基調なので、普通の平坦よりもかなり不利だったように思える。たとえガビリアが全盛期の強さであったとしても、長距離スプリントはこのレイアウトでは相当無理があったはず。
だがそれでもガビリアは飛び出したわけで、そういう作戦だったのかそれともその場のひらめきだったのか、そのあたりが気になる。
そしてやはりカレブ・ユアンが強い。1人でガビリアを追いかける展開になり、後ろからアルペシン・フェニックスのティム・メルリールやイスラエルのダヴィデ・チモライらがユアンを利用する形になっていたが、結局誰も寄せ付けず最後まで先頭で勝ちきった。
さすがというべきか、驚きの強さというべきか。このコースでそのような勝ち方ができるということは相当に調子がいいのだと思う。
順位 | 選手名 | チーム | タイム | 差 |
---|---|---|---|---|
1 | Attila VALTER | GROUPAMA – FDJ | 26:59:18 | 00:00 |
2 | Remco EVENEPOEL | DECEUNINCK – QUICK-STEP | 26:59:29 | 00:11 |
3 | Egan Arley BERNAL GOMEZ | INEOS GRENADIERS | 26:59:34 | 00:16 |
4 | Aleksandr VLASOV | ASTANA – PREMIER TECH | 26:59:42 | 00:24 |
5 | Louis VERVAEKE | ALPECIN-FENIX | 26:59:43 | 00:25 |
6 | Hugh John CARTHY | EF EDUCATION – NIPPO | 26:59:56 | 00:38 |
7 | Damiano CARUSO | BAHRAIN VICTORIOUS | 26:59:57 | 00:39 |
8 | Giulio CICCONE | TREK – SEGAFREDO | 26:59:59 | 00:41 |
9 | Daniel MARTIN | ISRAEL START-UP NATION | 27:00:05 | 00:47 |
10 | Simon Philip YATES | TEAM BIKEEXCHANGE | 27:00:07 | 00:49 |
11 | Davide FORMOLO | UAE TEAM EMIRATES | 27:00:13 | 00:55 |
12 | Daniel Felipe MARTINEZ POVEDA | INEOS GRENADIERS | 27:00:24 | 01:06 |
13 | Marc SOLER | MOVISTAR TEAM | 27:00:32 | 01:14 |
14 | Romain BARDET | TEAM DSM | 27:00:32 | 01:14 |
15 | Rein TAARAMÄE | INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX | 27:00:50 | 01:32 |
16 | Emanuel BUCHMANN | BORA – HANSGROHE | 27:00:58 | 01:40 |
17 | Vincenzo NIBALI | TREK – SEGAFREDO | 27:01:01 | 01:43 |
18 | Tobias S. FOSS | JUMBO-VISMA | 27:01:11 | 01:53 |
19 | Pello BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA | BAHRAIN VICTORIOUS | 27:01:19 | 02:01 |
20 | Nicholas SCHULTZ | TEAM BIKEEXCHANGE | 27:01:19 | 02:01 |
21 | Gianni MOSCON | INEOS GRENADIERS | 27:01:21 | 02:03 |
22 | Fausto MASNADA | DECEUNINCK – QUICK-STEP | 27:02:27 | 03:09 |
23 | Jai HINDLEY | TEAM DSM | 27:02:47 | 03:29 |
24 | Gino MÄDER | BAHRAIN VICTORIOUS | 27:02:48 | 03:30 |
25 | Harold Alfonso TEJADA CANACUE | ASTANA – PREMIER TECH | 27:03:31 | 04:13 |
26 | João ALMEIDA | DECEUNINCK – QUICK-STEP | 27:04:07 | 04:49 |
27 | Tanel KANGERT | TEAM BIKEEXCHANGE | 27:04:37 | 05:19 |
28 | Ruben GUERREIRO | EF EDUCATION – NIPPO | 27:05:07 | 05:49 |
29 | Diego ULISSI | UAE TEAM EMIRATES | 27:06:24 | 07:06 |
30 | Lorenzo FORTUNATO | EOLO-KOMETA CYCLING TEAM | 27:07:02 | 07:44 |
マリア・ローザ(総合首位) | Attila Valter |
マリア・チクラミーノ(ポイント賞) | Caleb Ewan |
マリア・アッズーラ(山岳賞) | Gino Mäder |
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞) | Attila Valter |
マリア・チクラミーノが、ジャコモ・ニッツォーロからカレブ・ユアンへ。
明日の第8ステージは、これまた今日とは打って変わって大きめのアップダウンがあるステージとなる。見どころは最後のゴールか。
ゴール地点が4級山岳でしかも山岳ポイントが設定されているので、ステージ優勝と山岳ポイント獲得の両方を狙うべく、山岳賞ジャージを着ているバーレーン・ヴィクトリアスのジノ・マーダーが最後に動くか。新城幸也が最後の山岳までマーダーをアシストして彼を発射するかもしれない?
ユアン調子いいですね!
去年?一昨年?もどこだったかのレースの登りスプリントでぶっちぎってたので、こういうレイアウト得意なのかもですね。
あのテクニカルな終盤でリードアウトもかなりいい動きしてましたし、もう1勝いけるか?!と期待してしまいます。
今大会最強はユアンで決まったか・・・と思ってたら膝痛でリタイアしちゃったブヒね・・・
ツールでのサム・ベネットとの対決に期待ブヒね。
栗村さんが「ユワンは途中で帰るかも」と言ってましたがそのとおりになりましたね。
もちろん膝が思わしくないのは本当でしょうが、ターゲットはツール、ということですね。
たしかに、これがツールならたぶんギリギリまで膝痛を我慢して乗り続けると思うブヒね。
でもま、あまり重症化しないうちにさくっと静養へ入るというのはやっぱり大事ブヒね。