トレックのクーン・デ・コルトが指を3本切断。緊急手術
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華々しいツール・ド・フランスの開幕直前に痛々しいニュースが飛び込んできた。トレック・セガフレードのオランダ人選手クーン・デ・コルト(Koen de Kort)が、3本の指を切断する手術を受けたのだ。一体何があったのか?チームツイッターを見て欲しい。
We have unfortunate news to share about our road captain @koendekort. 😔https://t.co/aw2x87NP6K
— Trek-Segafredo (@TrekSegafredo) June 24, 2021
デ・コルトはトレック・セガフレードのロードレースチームのキャプテンで38歳。ツール・ド・フランスには出場しないが、ピレネーでオフロードを楽しんでいたらしい。
だがそこでなんらかの原因で事故が起きて、右手に重傷を負った。即座にバルセロナ県の病院にヘリコプターで緊急搬送され、そこで手術を受けた。
特に怪我がひどかったのが右手の中指、薬指、そして小指の3本。これら全てを切断する手術が3時間かけて執刀された。即座に切断することが必要なほどの負傷の深刻さだったと考えられる。逆に親指と人差し指も負傷はあったものの、不幸中の幸いか切断はされないまま残された。
オフロードでの負傷ということで、負傷箇所が泥などで汚れていたため、感染症の恐れが今後心配される。そのため今後しばらくは病院でそれらに注意しながら回復に努めることとなる。
ロードレース選手として右手の親指と人差し指だけでバイクをコントロールというのは難しいだろう。今の医療技術ならば義手というか義指?も可能かもしれないが、年齢を考えるとおそらく引退という可能性は高いと思われる。ひとまずは感染症の発症がなく体力がしっかり回復することを待ちたい。