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先日、チームDSMからティシュ・ベノート(Tiesj Benoot)がチームとの契約を途中で破棄して、他チームへ移籍しようとしているという噂があると紹介した。
過去記事: DSMのティシュ・ベノートが契約を破棄して移籍か?
みんなこの噂を知り、「またか・・・」と思ったかもしれないが、なんと「またまた」のニュースが飛び込んできた。
ベノートに続いて、今度は21歳のベルギーの若手イラン・ファン・ワイルダー(Van Wilder)が、契約を途中で破棄して移籍しようとしていることが判明した。
情報源:Van Wilder takes legal action in bid to leave Team DSM
ベノートと同じ動きだが、このファン・ワイルダーの場合は異なる点が2つある。
という点だ。
ファン・ワイルダーは昨年の2020年にチームサンウェブと3年契約を交わし、ワールドツアーデビュー。今年は2年目で、まだ来年は契約が残っている状態。
選手のタイプとしてはレムコ・エヴェネプールに近い感じだろうか(実績は全然違うが)。小柄だがTT能力が高く、登りもそれなりにこなせるタイプだ。今年のベルギー選手権タイムトライアルでは4位という好成績。
今年はツール・ド・ロマンディ、クリテリウム・ドーフィネ、イツリア・バスク・カントリー、フレッシュ・ワロンヌなど有名なレースに参戦していた。
また昨年はワールドツアーデビュー1年目であるにもかかわらず、グランツールのブエルタ・エスパーニャにも出場。初日でリタイアしてしまったが、それでもチームからの期待の高さがうかがわれる。
そんなふうにチームからは期待されていたはずなのだが、本人はかなりチームに不満があるようだ。そうでなければ、労働裁判所にまで持ち込んでチームと対決はしないだろう。
ここで気になるのが、今年のブエルタも大会前の時点ではメンバーに選ばれていたが、なぜか最終的にはメンバーから外され出場できなかったという点だ。この件でかなり不満があるのかもしれない。
だが本人がどのような不満をチームに抱いていたのか、チームがどういう考えで彼に接しているのか、その具体的な内容はわからない。
しかし裁判所での審理が始まれば、多くのことが語られるだろう。ただし裁判は非公開かもしれないので、メディアにはあまり情報が流れない可能性もある。本人や代理人がメディアにベラベラしゃべれば別だが。
それにしても本当にチームDSMの選手マネージメントは一体どうなっているのだろう?