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どうもチームDSM(旧チームサンウェブ)はここしばらく契約関係のゴタゴタが続いているという印象がある。
これまでマルセル・キッテル、トム・デュムラン、ウォレン・バルギル、マイケル・マシューズ、マルク・ヒルシたちが同チームを離れていった。もちろん新加入する選手もいるが。
特にデュムランとヒルシについて大きく話題になったため記憶に残っている人が多いだろう。
最近では、ティシュ・ベノートに移籍の噂が、そしてイラン・ファン・ワイルダーにいたっては労働裁判所での法廷闘争に持ち込まれるという事態。
そんな中、今度は24歳のドイツ人マーティン・セルモン(Martin Salmon)がチームを去るだろうとのニュースが入ってきた。
情報源:Martin Salmon to leave Team DSM
ただ、この報道を見る限り契約関係のゴタゴタはなさそう。あくまで契約を延長しないというだけのようだ。
ただ普通と異なる点がある。それは引退するかもしれない可能性がある点だ。
というのも本人としても新チームを探すのか、それとも引退するのかを決めかねているらしい。人生の迷路に入っているという感じか。このままプロ選手として走り続けるのか、それとも別の業界で全く新しいことをスタートさせるのか、本人としても迷っている。
マーティン・セルモンはもともとチームサンウェブの育成チームに所属していて、そのまま2019年に当時のチームサンウェブに昇格。そして現在までDSMで走っていた。
昨年はブエルタ・エスパーニャにも出場してグランツールデビューも経験している。今年はツアー・オブ・デンマーク第4ステージで3位に入っているが、それ以外は正直あまり目立った成績は残せていない。
本人に何があったのかは現時点ではわからないが、チームとの関係どうこうよりも自分自身の能力に疑問を持ち、このままプロとして走り続けていくことに迷いが生じ、自分の力を信じられなくなったのかもしれない。