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昨夜ツイッターでつぶやいたように、来年の2023年ジロ・デ・イタリアのプレゼンテーションが開催され、2023ジロの全貌が発表された。
そろそろ来年のジロ・デ・イタリアのプレゼンがスタート#ロードレース #ロードバイク #スポーツ #自転車 #ツール・ド・フランス #ジロ #ブエルタ #jspocycle #gcn #世界選手権 https://t.co/pYCodWnOnW
— ワイアードの豚@ロードバイク (@BikeNewsMag) October 17, 2022
目次
来年のコースのまとめとして次の動画を見て欲しい。
初日はAbruzzoのフォッサチェージアにある有名な観光名所Costa dei Trabocchiからスタートする18.4kmの個人タイムトライアル。
また第9ステージでも33.6kmの個人タイムトライアルがある。さらに最終日前日の第20ステージも18.6kmの個人タイムトライアル。
このように3つの個人タイムトライアルが組み込まれており、出場するかどうかはわからないがレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)にうってつけのジロとなっている。
最終日はローマでの集団スプリントだ。
各日のステージの難易度については次の画像を見て欲しい。
👀 Discover now the Route of the 2023 Giro d'Italia!
— Giro d'Italia (@giroditalia) October 17, 2022
👀Scopri adesso il percorso del Giro d'Italia 2023!
#Giro 👇 pic.twitter.com/waE4hqJZTr
上述のように3つの個人TTが組み込まれている。第1、第9、そして第20ステージだ。
第1ステージは18.4kmで平坦。
第9ステージは距離が第1ステージの約倍となる33.6kmでこちらも平坦。
なぜか画像のゴール地点の距離表示と、コースの距離表示が3kmほど違うが、そこはほらラテンのノリというやつよ。
そして最後の個人TTが第20ステージで18.6km。そしてこれがヤバイ。
後半マジヤベェ。その登りを拡大した画像が下だ。
登りの最初から斜度15.3%!最大斜度は入り口付近とゴール手前で22%!
おそらく大部分の選手がこの登りの手前でTTバイクからヒルクライム用バイクへ乗り換えると思われる。あるいは最初からヒルクライムバイクでスタートするか。
間違いなくここで総合優勝が決まる。
2020ツール・ド・フランスで、タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)がプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)を逆転して優勝したあの個人TTステージを思い出させるようなレイアウトだ。
これら3つの個人TTの総距離は70.6km。個人TT重視のジロ・デ・イタリアといえよう。
第7ステージは、第1週に登場する2023年大会最初の山岳ステージだ。
最後の登りは次のようになっている。
めちゃくちゃ厳しい登りというわけではないが、第1週に登場するだけに、まだ調子の上がりきっていない総合エースや、万全の状態ではないままジロに出場してきた選手たちは苦しむ可能性がある。このステージを終えて大会をリタイアする選手もいるかもしれない。
なお第1週は第9ステージまで続く。
2023年大会の最高標高(チーマコッピ)は、この第13ステージの中盤に登場するGran San Bernardoの標高2469m。そして1日の獲得標高は5100m。
その登りはこのようになっている。大ざっぱにいうと一定の斜度を延々と登り続ける感じの山だろうか。
ただここで必死になるわけにはいかない。この登りはあくまでその日の中盤なので、その後の登りのために体力をセーブしなければならない。
おそらくこの日も逃げがあっさり決まると思うが、ステージ優勝を狙う選手で逃げに乗れなかった選手らの追走が、どの山のどこで加速するのか悩む1日となる?
第16ステージも獲得標高5200mの山岳ステージなのだが、それを超える獲得標高5400mとなるのが、大会最後の山岳ステージの第19ステージだ。文字通り天王山。天保山じゃないよ。
最後から数えて3番目の山Passo Giauはこんな感じ。
そして最後の山は次の通り。
前半よりも後半のほうが厳しい斜度が増える感じか。登坂距離は約15km、平均斜度は前半が7.2%、途中下りをはさんで後半が7.6%。
その後半には最大斜度18%が2つある。もちろん最後の18%区間も勝負どころとなるだろうが、1つ前の18%区間で誰かがアタック。ちょっと下って、その勢いのまま最後を駆け上ってライバルに差をつけるという展開になるかもしれない。
以上のように来年のジロは個人TT重視かつ登りもとても過酷な大会となる。両方に適性があるのは今年のブエルタを圧倒的な強さで制したレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)。
だがメディアの報道ではワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)も2023ジロでマリア・ローザ着用に興味を持っているとかなんとか。
ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)が来年のジロ・デ・イタリアに出場するかもしれないらしい。https://t.co/QXlpMxsMbg#ロードレース #ロードバイク #スポーツ #自転車 #ツール・ド・フランス #ジロ #ブエルタ #jspocycle #gcn #世界選手権
— ワイアードの豚@ロードバイク (@BikeNewsMag) October 17, 2022
だが、ワウトについては来年のツールでヴィンゲゴーの連覇にとって絶対必要な選手。そうなるとワウトはマリア・ローザを第1週で着用して、その後はツールの準備のためにジロを途中で離脱という感じになるだろうか?