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2023ツール・ド・フランスのコース

2023ツール・ド・フランスの全コースとその概要・特徴

2023ツール・ド・フランスのコースとその特徴について

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昨日の記事「2023ツール・ド・フランスのコースは第1週にチームTT、最終週初日に山岳個人TTか」で、来年の第110回2023ツール・ド・フランスのコースについてリーク情報を紹介した。そして昨夜ツール・ド・フランスの公式プレゼンテーションが開催され、正式に全ステージのコースが発表された。

そして事前のリーク情報とは一部異なる点があった。たとえばリーク情報ではチームTTが存在するとされていたが、正式な発表ではチームTTはなしという結果だった。ただ、それ以外はだいたいリーク情報通りの内容と言えるか。

その正式発表されたツールのコースの概要は下のとおり。

2023ツール・ド・フランスのコース(正式発表版)。総走行距離3404km。

第1ステージ7/1丘陵Bilbao~Bilbao、182km
第2ステージ7/2丘陵Vitoria-Gasteiz~San Sebastian、209km
第3ステージ7/3平坦Amorebieta-Etxano~Bayonne、185km
第4ステージ7/4平坦Dax~Nogaro、182km
第5ステージ7/5山岳Pau~Laruns、165km
第6ステージ7/6山岳Tarbes-Cauterets、145km
第7ステージ7/7平坦Mont de Marsan~Bordeaux、170km
第8ステージ7/8丘陵Libourne~Limoges、201km
第9ステージ7/9山岳Saint-Léonard-de-Noblat~Puy de Dôme、184km
休息日7/10休息日Clermont Ferrand
第10ステージ7/11丘陵Vulcania~Issoire、167km
第11ステージ7/12平坦Clermont Ferrand~Moulins、180km
第12ステージ7/13丘陵Roanne~Belleville-en -Beaujolais、169km
第13ステージ7/14山岳Châtillon-sur-Chalaronne~Grand Colombier、138km
第14ステージ7/15山岳Annemasse~Morzine、152km
第15ステージ7/16山岳Les Gets les Portes du Soleil~Saint Gervais Mont Blanc、180km
休息日7/17 休息日Saint Gervais Mont Blanc
第16ステージ7/18個人TTPassy~Combloux、22km
第17ステージ7/19山岳Saint-Gervais-Mont-Blanc~Courchevel、166km
第18ステージ7/20丘陵Moutiers~Bourg en Bresse、186km
第19ステージ7/21平坦Moirans en Montagne~Poligny、173km
第20ステージ7/22山岳Belfort~Le Markstein、133km
第21ステージ7/23平坦Saint-Quentin-en-Yvelines~パリ、シャンゼリゼ、115km

2023ツールの特徴

カヴェンディッシュのために?

このように、

  • スプリンター向けの平坦ステージが6つ
  • パンチャーや逃げ向けの丘陵ステージが6つ
  • 山岳ステージが8つ

という構成になっている。だが丘陵ステージでもゴール前の大集団スプリントになる可能性の高いステージが2つ含まれているため、実質的にはスプリンター向けのステージは8つ、丘陵ステージは4つと考えられる。

スプリンターにチャンスの多いツールと言えるのではないだろうか。まるでマーク・カヴェンディッシュの新記録樹立をお膳立てするような・・・?

主催者側「来年はクライマーの大会」

ただ、だからといって山岳がぬるいわけではない。大会ディレクターのクリスティアン・プリュドムはクライマーのための大会だと述べる。

山頂フィニッシュは次の4つで、第6ステージ、第9ステージ、第13ステージ、第15ステージだ。

この第9ステージで登場するPuy de Dome山頂は、ツール登場が35年ぶり。前回は1988年。またそれ以前でも名勝負が繰り広げられた場所でもある。たとえば1975年のレースをどうぞ。

そしてこれら4ステージ以外の山岳ステージもかなり難易度の高いものがそろっている。たとえ登坂距離は短くとも激坂が散りばめられているからだ。

個人TTは第16ステージだけ

個人TTはこの第16ステージのみ。登りTTだ。距離は22km。

一方で対照的に来年のジロ・デ・イタリアは個人TTが3つあり、TT強者にはとても有利なコースとなった。そのため、個人TTに強いレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)、プリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)、ゲラント・トーマス(Geraint Thomas)あたりはジロへ行くという可能性はある。

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2 comentarii

  1. 来年の平坦ステージの多さは今年の露骨な平坦ステージの少なさ(3,4つ)との調整的な感じなのかもしれませんね。
    にしてもツール=カヴのための特別措置みたいなのが気のせいか多い感じがします。笑
    2011年のポイント賞配分変更も彼のためにでしたから。

    • たしかに平坦ステージという点では今年と来年とで両極端な感じはするブヒね。じゃあ再来年はその間ぐらいで・・・?

      >>「ツール=カヴのための特別措置みたいなのが気のせいか多い感じがします」

      これも誰もが「ありまぁす!」と実際激しく同意したくなると思うブヒね( ニッコリ)

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