ルフェーブルがアラフィリップに反論。アラフィリップの移籍は?
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最近話題になっているネタが、スーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)のエースの一人で、前世界王者ジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe)と、チームのボスであるパトリック・ルフェーブル(Patrick Lefevere)との関係だ。
というのも冬の間に、ルフェーブルがアラフィリップについて不満を持っているという趣旨の発言をしたと報道されているからだ。
だが、アラフィリップは先日の記事で紹介したように、「ルフェーブルからそういった話は面と向かってされていない」とコメントをしていた。
過去記事:アラフィリップ「ルフェーブルからそんな話は聞いていない」
だが、ルフェーブルは「アラフィリップはそんな話をしていないというが、ワシは言ったよ。しかもその場にはアラフィリップはもちろん、彼の奥さんもいたし、マネージャーもいた」と、アラフィリップの主張に反論する。
もちろん実際のその場ではもっと穏やかで弱い表現で言ったのかもしれないし、アラフィリップも余計な騒動が起きないように、メディア向けにそうした会話があったことを隠したかっただけかもしれない。
ただ、ルフェーブルがメディアに自身のそうした発言の存在を再び明確にしたことで、アラフィリップに対してそうした話をしたのはおそらく事実だと考えられる。
ルフェーブルは、以前の記事「クイックステップ『来年はレムコとアラフィリップにアメとムチ作戦』」で紹介したように、アラフィリップにハッパをかけ、奮起を促すという狙いでそうした話をしているのだろう。
同時にチームのマネージャーとしては、チームづくりと予算との調整が必要であり、そのためには現実的に、そして冷徹にならなければならない。
アラフィリップがその高給に見あうだけに結果を残せないならば、たとえエースであろうと他チームへ移籍してもらう。それがルフェーブルの考え方であり、これまでのクイックステップがまさにその通りに動いてきたことを考えれば、アラフィリップですら同チームを去ることはあるだろう。
アラフィリップについてはクイックステップとの契約は2024年まで残っているが、それ以降もチームに残留するかは結局のところ、給料と結果とのバランス次第ということだろう。
それが崩れたとき、つまり「給料>>>>結果」となったならばアラフィリップの移籍は十分ありえる。それゆえルフェーブルもその可能性は否定していない。