UAEツアーのスプリントの特殊性とは？オラフ・コーイ「楽なコースのせいでスプリント勝負が他レースとは全く異なる」

昨夜の2023UAEツアー第4ステージは大集団スプリントとなったが、優勝したのはUAEのセバスティアン・モラノ（Sebastián Molano）。そして2位はユンボのオラフ・コーイ（Olav Kooij）。

そんなオラフ・コーイが、UAEツアーのスプリントは他の大会とも全く異なり独特と話す。どういうことか？

情報源：Olav Kooij: UAE Tour bunch sprints are completely different to any other

なぜUaEツアーでのスプリントは他のレースにおけるそれと全く違うのか？オラフ・コーイは次のように話す。

r” due both to the exceptionally high-quality field, the ultra-easy terrain on most of the stage, and the never-ending succession of broad, flat avenues leading to the finish.

訳「UAEツアーはコースがめちゃくちゃ走りやすいからね。ほとんどのステージがチョー楽。幅広の道路がどこまでも続く感じで、しかもずっと平坦。それが最後まで続くわけ」

第1ステージではそんな走りやすいコースも、暴力的な横風によってプロトンが完全に粉砕されたわけだが、それ以外のステージでは風もさほどなくみんなお気楽という感じ。

ただそれゆえスプリンターチームは安定して動けるわけで、そして同時にゴールに向かうポジション争いが超高速かつ熾烈となる。速い段階からプロトン前方に位置していないとそこから前にでることが極めて難しい。昨日のステージでは、現代の最速スプリンターのうちカレブ・ユアンも、ティム・メルリールも、ディラン・フルーネウェーヘンも全く勝負にならないまま沈んだ。そしてマーク・カヴェンディッシュも同様だ。

走りやすい楽なコースであるがゆえに他のどのレースとも異なる難しさがあるとは、ロードレースの奥深さと勝つことの難しさを改めて考えさせる。