ストラーデ・ビアンケ3位の選手が失格処分。グルコーゲンモニターを身に着けていたことが理由
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今年の2023ストラーデ・ビアンケに出場していた3位となったチームジェイコ・アルウーラの女子選手Kristen Faulknerが失格処分を受けた。
情報源:Kristen Faulkner disqualified from Strade Bianche for wearing glucose monitor
ストラーデ・ビアンケ失格処分とチーム声明
チームからの声明は次のとおり。
— Team Jayco AlUla (@GreenEDGEteam) March 14, 2023
UCIルールの1.3.006bisに違反ということ、チームとして責任を感じていること、そして今後はUCIルールの理解と遵守のために教育を行うことなどを発表している。
UCIルール1.3.006bisについて
アメリカ人のKristen Faulknerはストラーデ・ビアンケのレース中にジャージ下に体内のグルコーゲンをチェックするモニターのようなものをつけていることが海外メディアに報じられていて、UCIが正式に調査をしていた。
その調査結果として、UCIがストラーデ・ビアンケのレース結果から彼女の成績を消し去ったことで正式な失格処分が確認された。
今回問題となったUCIルールは1.3.006bisの3。そこには次のように書かれている。
UCI CLARIFICATION GUIDE OF THE UCI TECHNICAL REGULATION(PDF)
- Devices which capture other physiological data, including any metabolic values
such as but not limited to glucose or lactate are not authorised in competition.
訳「生理学的データを把握するデバイスはダメ。どんな代謝のデータもだめ。たとえば、グルコースや乳酸のデータに限らないで全部ダメ。レース中はダメ」
今回のUCIの成績剥奪処分により、4位だったFDJ-SUEZ所属のCecilie Uttrup Ludwigが繰り上がりで3位となった。
なお情報源記事によると先週Kristen FaulknerはUCIに処分回避のための弁明をしたようだがダメだった。彼女は「グルコースモニターで禁止されているのは、スマホアプリとかと通信する機能を持っている場合だけやろ。外部のデバイスと通信さえしなければセーフ」と思い込んでいた可能性があるとのこと。
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