【解説動画あり】レムコ「落車はカーデン・グローブスが原因」。2023ジロ第2ステージの集団落車について

昨夜の2023ジロ第2ステージのゴール前で発生した集団落車について、総合リーダーのレムコ・エヴェネプール（Remco Evenepoel）が、その落車の原因はアルペシン・ドゥクーニンク（Alpecin-Deceuninck）のスプリンターであるカーデン・グローブス（Kaden Groves）だと話している。

情報源：Evenepoel blames Groves for Giro d’Italia crash, Alpecin defend Australian sprinter

【動画】集団落車の原因は？

まずその落車時の映像を見てほしい。かつてのトップスプリンターで「マキュアン友の会」で知られたグルペットのボス、ロビー・マキュアンのツイートだ。

この動画で最初の左上の部分に注目してほしい。マリアローザのレムコを見つけてもらって、その11時方向にいるカーデン・グローブスと、レムコの前を引くクイックステップ選手との動きに注目してほしい。

またその後方では、チームDSMのマーティン・トゥスフェルト（Martijn Tusveld）が一瞬後方を振り返ってしまっていて、前方の様子が見えていなかったというタイミングの悪さもわかってもらえるのではないだろうか。

レース後にレムコは「アルペシン・ドゥクーニンクのトレインがきてたんやけど、そのときグローブスがダヴィデ・バッレリーニ（Davide Ballerini）を押したように見えた。で、バッレリーニがヨセフ・チェルニー（Josef Cerny）のホイールと接触」という経緯だったと話す。

一方でアルペシン・ドゥクーニンク側は「グローブスは何も悪くない。ただ運が悪かっただけ。グローブス自身も明らかに危険な状態にあってそれを避けようとしただけ」と擁護し、両者の言い分は食い違いを見せる。