ちょっと小休止？2023ツール・ド・フランス第7ステージのコースについて

2023ツール・ド・フランスは初日からまるでワンデイクラシックのような熱さ、ピクニックからの落車連続のゴール前となった第4ステージ、そして衝撃のポガチャルの失速となった第5ステージ、さらには再び衝撃のポガチャルとなった昨夜の第6ステージと見どころ満載。

しかして今夜の2023ツール・ド・フランス第7ステージはピュアスプリンターのための日となり、ゴール前までは穏やかな1日となりそうだ。

このように特にあれこれ言う必要はないようなコースだ。ゴール前も「きちんと」直線になっているようなので、ゴール後に審議が発生した第3ステージのようなことは起こらない？

ならばやはり今大会最強のスプリントトレインを組むアルペシン・ドゥクーニンク（Alpecin-Deceuninck）が優勝最右翼か。なんといっても化け物マチュー・ファン・デル・プール（Mathieu van der Poel）が発射台というのが最大の強み。

それに対抗するのはスーダル・クイックステップ（SoudalｰQuickStep）のファビオ・ヤコブセン（Fabio Jakobsen）だろうが、第4ステージでの激しい落車による負傷に加えて第5・第6ステージと続いた山岳ステージのダメージが蓄積しているだろう。本調子とは全くいえない状態。そんな彼がマチュー＆フィリプセンの最強コンビに対抗するのは至難の業のはず。残念ながらステージ優勝を期待するのは酷か。

そうなるとやはりロット・デスティニー（Lotto-Dstny）のカレブ・ユアン（Caleb Ewan）が最大の対抗馬となるだろう。エースのユアンは今大会で本調子を取り戻しつつあるように見えるので今夜も期待できるのではないだろうか。

優勝予想はやはり手堅くヤスパー・フィリプセン。