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2023ツール・ド・フランスは今夜の第9ステージを終えると休息日となる。ツール・ド・フランス開幕したばかりの1週間だったがポガチャル vsヴィンゲゴーの衝撃的なバトルで大興奮の日々だった。
そんな今日の第9ステージは、ポガチャルいわく「今日はプロトンが粉々になる」という厳しい山岳ステージで、ゴールは今大会初の超級山岳での山頂フィニッシュだ。伝説の山ピュイ・ド・ドームがゴールラインの舞台となる。そのコースプロフィールをみてみよう。
7月9日(日)⚠️午後8:05〜
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) July 8, 2023
Cycle*2023 ツール・ド・フランス 第9ステージ
【サン・レオナール・ド・ノブラ 〜 ピュイ・ド・ドーム】182.4 km(山岳)
解説:野寺秀徳さん、狩野智也さん
実況:谷口廣明さん
ナビゲーター:中島康晴さんhttps://t.co/lRx7gMJT5l#TDF2023 #jspocycle pic.twitter.com/4Lb8AzGIaH
さすがにまだ初週というだけに、超級が連続するヤバいコースにはなっていない。この日の最後はたしかに超級山岳の山頂フィニッシュだが、それを除けば3級、4級の山岳しかない。うまく難易度の調整をしてある。
昨日はスプリンターのステージで、明日が休息日ということもあり、クライマーは今日に狙いを定めている選手が多いのではないだろうか。逃げる選手が多くなりそう?
もちろん総合成績狙いの誰もが最後の超級ピュイ・ド・ドームが唯一の勝負どころだと認識しているだろう。よってそこまではみんな省エネで走行すると思われる。途中の山岳の難易度が低いだけに、仮にプロトンの先頭でペースアップをはかってもライバルへの有効な攻撃にはならないだろう。やるだけ無駄だ。ならば余計な動きはせずに最後の爆発に備えておくべき。
ただ第5ステージで序盤から逃げてマイヨ・ジョーヌを獲得したジャイ・ヒンドレー(Jai Hindley)のように、まさかの大逃げを狙う総合選手もいるかもしれない。
最後の超級ピュイ・ド・ドームのデータは次のとおり。
登坂距離13.3km、平均斜度7.7%。中盤でいったん斜度が緩むものの、それ以後一気に斜度が厳しくなるタイプの山だ。エース対決はもちろんその後半部分で繰り広げられるだろう。その区間はめちゃくちゃハード。
今日のレース展開の最大のポイントは言うまでもなくユンボ・ヴィズマがどう動くかで、具体的にはワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)をどう使うかだろう。また先日のようにワウトを逃げさせて前待ち作戦を実行するのか?ヴィンゲゴーを最後まで守るのは今日もセップ・クス(Sepp Kuss)だろう。
一方でポガチャルのUAEは、いつもどおりこの超級の中盤まででアシストはいなくなっているだろう。つまり、ユンボ・ヴィズマ3名/2名 vs ポガチャルという構図になる可能性が高い。
明日は休息日なのでポガチャルは全開で勝負をかけてタイム差をさらに縮小しようとしてくるはず。昨日もスプリンターたちにまざってあわよくばステージ優勝してボーナスタイムを稼ごうとしていたように見えたので、いつもどおりヤル気満々だろう。ただこれまでヴィンゲゴーも調子は全然悪くないため、ポガチャルの挑戦は相当ハードな困難なものとなるはず。
優勝予想はポガチャルかヴィンゲゴーのどちらか・・・といきたいところだが、ここはあえて昨日勝ったリドル・トレックの勢いを期待して、ジュリオ・チッコーネ(Giulio Ciccone)の逃げきり勝利で。
第6ステージの反省も踏まえてユンボは集団を支配はすれど、無理に攻撃は仕掛けなさそう。ただ、ポガチャルも攻撃を仕掛けてくるかどうか…?(もう少しユンボにマイヨ・ジョーヌを持っていてもらいたそう)
第6ステージでも自転車星人2人を除けば地球代表で一番上位だったヒンドレーにまたチャンスが巡ってきそうな気がします。
たしかに第2週以降に備えて両チームともに無理はしなさそう。特に大逃げが決まりそうなステージでもあるので、なおさらかも。
ただ総合ジャンプアップを狙いたい選手が途中で逃げれば、ポガ&ゲゴーに関係はないとしてもそれなりに総合争いも活性化するかも?