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イネオスなどが熱心に狙っているとされるスーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)のエース、レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)。最近は特にイネオスへの移籍の可能性があるのかないのかについて取り沙汰されることが多い。レムコ父とチームのボスのパトリック・ルフェーブルがメディアを通じてやりあったりもあったり、それにレムコが苦言を呈したりもあった。次の記事で紹介した。
そんな中でレムコ・エヴェネプール本人が改めてイネオス移籍を否定。
情報源:Remco Evenepoel will ‘normally’ stay at Soudal-QuickStep but demands improvements
海外メディアLanterne Rouge(ランタン・ルージュ)のポッドキャストでのインタビューで、レムコは次のように語る。
“Normally yes, I stay with Soudal-Quick Step,”
訳「よほどのことがなければ移籍はしない。スーダル・クイックステップで走り続ける」
と明言。チームとの契約が2026年まで残っていることを重視するからだ。またレムコは、「巨額の契約金・年俸が動くサッカー界とロードレース界は違う」と言う。
同時にチームとしてはまだまだツール・ド・フランスなどで総合優勝を争うには改善しなければならない点も多いと指摘する。それには補給食の中身、その消費の仕方、栄養学といった事項も含まれる。
たとえばイネオスで栄養面を支えていたスタッフがクイックステップへ移ってきたが、イネオス(チームSky)で実際に食べられていた補給食をクイックステップに導入。それをいつどのタイミングで食べるか、またボトルの中身をどうするかなども細かく指導を受けるようになったようだ。レムコもその点が昨年との大きな違いだと語る。
アシストとしてミケル・ランダ(Mikel Landa)の移籍も発表されているが、現代のグランツールはエースだけでなくアシスト陣のレベルも昔より上がっているため、アシスト陣もハイレベルであることが要求される。そこでレムコは、ジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe)に大きな信頼を置いているようだ。
上述のようにレムコはスーダル・クイックステップにはまだまだ改善すべき点が多いが、それらを改善できればすぐにUAEやユンボ・ヴィズマと戦えるチームになると考えているもよう。