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今日から中国で始まるUCIワールドツアーレースの最終戦Gree-Tour of Guangxi。その直前にベルギーのワールドチームのアンテル・マルシェ・サーカス・ワンティ(Intermarché-Circus-Wanty)に所属し、同大会に出場予定だった20歳マディス・ミケルス(Madis Mihkels)と、そのチームメイトで25歳のヘルベン・タイッセン(Gerben Thijssen)の両名がアジア人に対する人種差別的行為をSNSに投稿したとして大問題に発展。結果、レースが始まる前に両名とも出場禁止となり、大会から排除された。
同時にアンテル・マルシェ、そしてUCIからも両名の行為について声明が発表され、大事になっている。
どのような行為を彼らが行ったのか、それは次の画像を見てほしい。
El World Tour regresa a China después de varios años debido a la pandemia con el Tour de Guangxi . Intermarché-Circus-Wanty tenía a Madis Mihkels en la sorprendente alineación, pero han eliminado al joven tras una publicación en las redes sociales en la que hacía un gesto con los pic.twitter.com/inSVsB7n8N
— Nieves Moya (@NievesMoya) October 11, 2023
サッカーなどでよく話題になっていた記憶がある、おなじみ?のポーズだ。本人たちが一体何を考えて、これを自身のSNSに投稿したのかはわからないが、全く悪意がなかったのか?
最近欧米で問題になっている人種差別的行為だと知っていたのか、知らなかったのか、そのへんが今後追及されることになるだろう。もちろん知っていた場合は故意、つまり悪意があったということになるだろう。
そして彼らの行為について所属チームのアンテル・マルシェ、そしてUCIからも声明が発表された。それが次のものだ。
Updated statement on Madis Mihkels and Gerben Thijssen. https://t.co/MhNnkfIBbl pic.twitter.com/End82rGbtD
— Intermarché-Circus-Wanty (@IntermarcheCW) October 11, 2023
チーム側はこの声明で、「二人の行為とSNS上の映像は誠に遺憾に思う。中国国民、ファン、現地政府、中国の自転車連盟、そして大会関係者すべてに対して、ロードレースのイメージを悪化させたとして謝罪したい。チームはこれまで15カ国以上の国籍の選手が属し、チームのパートナーも確固として機会の平等を守り、人種差別と闘っている。チームは両名をレースから除外し、必要な制裁をとる」としている。
UCI statement regarding the behaviour of Madis Mihkels and Gerben Thijssen at the Gree – Tour of Guangxi https://t.co/whGGo9TBHM pic.twitter.com/VTgzNTQmJE
— UCI_media (@UCI_media) October 11, 2023
またUCIはこの声明の中で、今回の事件はUCI規定の中で、あらゆる人の尊厳を損なうような行為を禁じるarticle 12.4.004に違反したとしてUCI懲罰委員会に諮ることを決定。今後、UCIからもなんらかの制裁が課される可能性がある。
近年UCIはロードレースの世界的人気拡大のために国際化を推進している。そんなUCIの方針とロードレースのイメージを破壊するような今回のような行為は、昨今の世界の潮流をも鑑みるとUCIが厳しい態度を取るのも当然だろうか。